160年の節目に | 龍馬と夢紀行

160年の節目に

過日、「月刊なごや」の編者の方からメールを頂戴し、

「私の意見my opinion」欄に於ける一文の寄稿を求められました。

一昨年12月号の「私の意見」欄に於いて、

「〝歴史文化〟が育まれる街になれば」との題で、

稚拙な文章ですが、一文を寄稿させてもらいました。

 

江戸時代に全国に盤踞した大名家の七割近くを輩出している土地柄の割に、

名古屋には郷土愛という形而下に基づくモノを目にする機会があまりに少ない。

そんなことを憂いて、歴史文化財的ソフトを有機的に一本化してほしい。

そのような内容のことを書かせてもらいました。

 

そして今回も同様のコーナーへの寄稿を要請されたのですが、

今度は浪士組として上洛した新選組の結成160年と、

司馬遼太郎生誕100年などに因んだ寄稿を所望されました。

 

これまで編者の方には、

弊社の業務を理解していただき大変お世話になっていますので、

私で良ければとの思いもあり、今回もお引き受けすることになりました。

 

弊社の戦国監修者・小和田哲男静岡大学名誉教授も、

度々「月刊なごや」で対談モノなどが組まれるのですが、

折に触れて私の所蔵する錦絵などを編者の方は借用依頼をされます。

 

基本的には対談の内容に合わせての図版としての利用ですが、

おそらく弊社のPRということも思慮されている気遣いが感じられます。

 

さて、今回の寄稿について、

今、幕末人気を牽引しているのは紛れもなく〝新選組〟。

その魅力をどのようにお伝えすることができるか、

これから色々と内容を練っていきたいと思っています。

そして、新選組結成160年の節目に個人的にも記念になり楽しみです。