寄らば大樹の陰だったものが、、、 | 龍馬と夢紀行

寄らば大樹の陰だったものが、、、

昨日、名古屋の中日文化センターでの講座を終えられた

弊社の幕末監修者・木村幸比古氏と会食する。

 

今年は新選組結成から160年の節目。

そのタイミングで昨年10月から始まった講座「新選組の戦歴をたどる」。

6カ月に渡った講座も残すところ3月が最終講座となります。

そして4月からは新講座となるのですが、

こちらも新選組にスポットを当てた内容になるらしい。

 

さて、昨日も俎上に上がったのですが、

このところ幕末の施設等の活況が失われている感覚を共有。

それが如実に数字として窺い知れる状況となり、

頭を抱えられている施設などもあるのではないでしょうか。

 

私が歴史業務を始めた頃の話になりますが、

〝寄らば大樹の陰〟的に「龍馬」を中心に据えれば大方よかったのですが、

時代は大きく様変わりし、年々、龍馬大樹の効果が薄れてきている。

その凋落ぶりは目を覆いたくなるような感じに近い。

 

それに取って代わるようにこのところ新選組が幕末人気を牽引。

衰退する徳川の軍団にあって唯一、

忠誠心で戦力を維持してきた新選組も、

やはり守旧派としてのイメージが拭いきれず、

一定のファン層をきっちり醸成するものの、

幕末全体を動かすような大勢の支持を得るまでには至らない。

 

どうしたものやらと、いささか浅薄な概念が浮かぶだけで、

一向に明哲なる答えが思い浮かばないのが現実。

 

さて、そんなことを踏まえながら、

新商品の校正原稿を監修者にお渡ししました。

半年近く欠品となっていた幕末万年カレンダーの後継品です。

販売店各所から催促が寄せられていましたが、

いよいよ商品化に向け最終段階に差し掛かってきました。

龍馬や新選組だけに頼らない幕末偉人31名が登場するアイテムで、

弊社のロングセラーなアイテムでもあります。

 

来月中には出来上がる予定となっています。