色々な縁が潜んでいる
現在、事務所として入居しているところは、
かつて全国的に有名な美術館を持つ組織の事務所でした。
たまたまその事務所開きのお手伝いをしたのが、
以前、私が勤務していた広告代理店だったのです。
私の上司が直接の担当者として仕事を請け負ったのですが、
この事務所もちょっとした美術館のようになっていました。
そのオープニング当日には、
上司と共に伺いサポートをしたことを覚えています。
その15年後くらいになるでしょうか、
偶然にも起業した私がこのフロアーを借りることになったのです。
その時には以前のことなど失念していて、
ビル管理者に前の入居会社のことを確認して初めて知ったわけです。
さて、先週のこと。
会社近くに中学生の同級生が経営する事務所があります。
目抜通り沿いの一等地にある近代的なビルなのですが、
そこを2フロアー(1フロアー100坪)借りているそうです。
そのうち1フロアーは完全に空きスペースになっていて、
ミーティングルームとなっている贅沢なオフィス。
こんながらんとしたオフィスの応接間で、
久しぶりに同級生と語り合っていたのですが、
四方山話の中で、このビルの以前の建物を確認したところ、
出てきた会社の名前は一部上場の某有名商事会社だったのです。
其の会社は、学生時代に親しかった女性が勤務していた会社。
飛んだところで個人的な懐かしさが倍加され、
贅沢なオフィスを眺めらながらこんな空間にも、
色々な縁が潜んでいるのだと再確認させられた次第です。