マストな通過ポイント | 龍馬と夢紀行

マストな通過ポイント

会社近くの「錦通」の今朝の光景。

色付いた紅葉が行き交う人々の目を楽しませてくれます。

 

この画像は名古屋観光ホテル前の「下園公園」で、

その昔ここは日本初の理学博士となった伊藤圭介宅だったところ。

伊藤圭介はシーボルトに師事した蘭学者・植物学者・医学者で、

花の構成要素となる「雄しべ」「雌しべ」という言葉を生み出した人物。

 

そういう諸々のことを踏まえ、

おそらくここが公園という発想に落ち着いたのではないでしょうか。

 

ここでふと脳裏に浮かんだのが大垣市の飯沼慾斎(よくさい)宅。

飯沼慾斎も伊藤圭介と同じく本草学者で、

飯沼もシーボルトに師事しようとしたが果たせませんでした。

ちなみに飯沼は、岐阜県下で初めて人体解剖を行った人物です。

 

現在、大垣市の飯沼宅跡の前には「薬木広場」なるものが設けられていますが、

こちらも故人を偲んで造られたのでしょうが、

名古屋の「下園公園」の方が規模を含めて大いなる存在感があるようです。

 

この「下園公園」には平日の昼休みの時間帯になると、

近くに勤めるサラリーマンやOLがお弁当を広げ談笑。

そんな楽しい光景が見受けられるビジネス街の憩いの公園でもあります。

 

名古屋駅からの通勤での徒歩ルートで、

このところマストになっている私の通過ポイントになっています。