ちょこちょこブログで書いていますが、腰痛は職業柄、患いもしますし、診察もします。
それなりに気を遣いながらセルフケアによる予防を心がける。
整体の先生に予防方法を教わりながら日々実践。
よくありますが、肩こりや腰痛がひどい人がマッサージを受けて、凝ってますね、ガチガチですね。
というシーン。
けれど、確かにガチガチだが痛みや苦を感じていない人も一定数おられる。
先日ペラペラと読んでおりました「ものの本」曰く、腰痛やあちこちの痛みは、凝りや血流不足以外の要因として、メンタルが関わっているのだ、と。
確かに、戦闘、あるいは競技中にアドレナリンが出まくっていると麻薬的な効能なのか、痛みを感じない、という事はあるし、何かに熱中していると痛みを忘れるということもあるだろう。
骨折していたが試合に出続けた、ゴン中山、ベッケンバウアーしかり。
痛みはメンタル次第、などと言われてしまうと、メンタル弱々の小生からしたら辛い話である。
凝っていても痛みが出るかどうかは、本人のメンタル(の強さ?)次第。
昭和生まれですから、言われたことある世代ですが。
令和でもそれじゃあ、なんだか元も子もないじゃないっすか。
いっそ修行にでも出れば、腰痛や肩こりとおさらば(すごい筋肉痛の日々にはなりそう)ということなのか。
科学は修行を超えることはできないのか!?
・・・という飛躍はさておき。
おそらく、
凝っている、血流が不足している現象の次に、どんな物質(ホルモンやサイトカインなどの伝達物質)が出る、あるいはそれがキチンと次のポイント(受容体など)に「受け取られる」か否かで、痛みや症状の有無が決まっているのでしょう。
伝達の問題。
そこをブロックしたり、物質を出なくする薬が、鎮痛剤などになっていたりする訳です。
まあ、ごまかしと言えばごまかし。
本来は必要だから出ている物質や、その受け取り口をブロックすることは、体にとっては好ましくないのかもしれません。
もちろん、伝達物質が過剰となり、生活すらままならない場合、一時的に助けを求めることが必要な場面もあるでしょう(手術に対する麻酔が一番よい例でしょうか)。
脱線しましたが・・・
メンタル次第でこの物質が出たり、受け手が物質を受け取らないという現象が起こると仮定しますと、メンタルを鍛える、あるいは整えることも大事。
メンタルが「そこの」調整に一役買っているとすれば、メンタルの不調で物質が出過ぎたり、逆に出なかったりと、いわゆる症状を起こさせる「伝達の部分」がはちゃめちゃになることはありそうです。
このバランスを自律神経という便利な表現?でまとめたりしてしまうのですが、
伝達系統の不調はパソコン、スマホ、車、あるいは人が働いている会社、組織を想像すれば分かる通り、大変やっかいな不具合となります。
なんだなんだ、宿題が増えてしまったではないか。
凝りを起こさないための、毎日のケア。
メンタルを強くする、あるいは整えるためのケア。
これさえ守れれば、肩こり、腰痛、さまざまな不調ともさようなら。
やかましいわ。
そんなことわーっとる。
と言いたいけれど、まあ妥当な真実だと思っています。
トホホ
真に健やかな日々を手に入れられるのは、リタイアした後になりそうだ。
メンタル弱々人間としては、一日一善、一喜一憂しながら、のんびり取り組んでゆきたいと思いました。
富永 隆史