⑤変化の振り返り_日記から | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

記憶を遡って「あれもこれも病気のせいだったんだ」と気が付いた日の日記です。

 

今にして思えば・・・ということが多々あり、怒ってしまったことをとても後悔しました。

 

そして主人が前頭側頭型認知症になったのは私のせいだ、と自分を責めていました。

今でもその気持ちを拭い去ることはできていないのです・・・。

 

******************

2023年12月17日(日)

 

早朝5時過ぎにやっと寝たのに10時前には起きて散歩。 

その後は午後までコタツでウトウトしている。 

何度も「歯磨きして外に行く」と言いつつも動かない。 

 

やっと17時過ぎに散歩二回目に出かける。 

18時30分散歩三回目。 

晩御飯は旦那の希望でマックのデリバリー。

マックが来るまでに散歩四回目。 

食べたあとに散歩五回目。

入浴後、深夜に六回目と七回目。

 

ふと気が付いたが、ゴミ捨てにこだわる、買い物はないかとしつこく聞く、私が出かけたときに帰り時間を気にするのもすべて私のためだ。

「ゴミを捨ててくれて助かる」「買い物してきてくれてよかった」「帰ってきたときに鍵を開けてくれて嬉しい」

私が喜んで「ありがとう」ということを覚えていてやろうとしているのだな、と。 

それがとても切なくて悲しい。

 

最近マックばかり食べたがるのも病気のせいなのもあるだろうが、私が「マックが好き」「二人で一緒に食べられて嬉しい」とよく言っていたのと、私の仕事が忙しいから夕食の準備をするのが大変だろう・・と気遣ってくれていたのだ。

 

そして今にして思えば、前のマンションにいた頃(2022年頃の夏)に急に睡眠障害のようになったのも、病気の症状だったのではないか。

 

その頃から散歩に強くこだわるようになって、家の用事を無視してまで散歩に行くようになったのも、この病気特有のものだったのかもしれない。

 

愛猫が亡くなるときも「もうやばい!息が止まる!!」と言っても食事の手を止めなかったのも病気のせいだったんだ・・・。 

葬儀の日も私がすごく泣いているのは気にしてても、合間にフラッと外に出たり、館内をうろついたりもそうだったんだ。 

空気が読めないのもこの病気の特徴らしいので、それが出てきていたのだろう。

 

引っ越しの前から、引っ越してから、いろいろとあった違和感もそうだ。 

もともと時間にルーズだったのでポンコツぶりが加速したんだな、と思っていたがそうではない。 病気だったんだ・・・。 

 

初期の頃、病気だと気が付かずにすごく怒ってしまい、病院に行く日にもガチ切れしてしまったのが悔やまれる。 

最近は怒られたことも覚えていないような感じはするが、初期のころ怒られて悲しい思いをさせたのだと思うといたたまれない。

 

怒られるたびに知らん顔をするのは、傷ついていたんだ。 

本当に後悔しかない。 

 

そもそも私が旦那を家に縛り付けてきたから、ストレスでこんな病気になったのではないか。 

認知症はストレスでタンパク質が溜まってなるという説もある。 

それであればやはり私のせいなんだ。

 

どんなに後悔しても後戻りできないけれど、

できることなら、許されることなら、時間を巻き戻してやり直したい。

******************