③変化の振り返り_日記から | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

MRIを撮りに行った日の日記です。

 

この日くらいから夜中にコンビニで買い物してくる行動が出てきました。

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12月14日(木)

この日はMRIだったが病院に連れて行くのに一苦労。
前日や起きたときには「分かってるよー」というのに、支度を促すと「行かない。どこも悪くない」と頑として動かない。
「健康診断だから前もってお金払ってるから」「いくら?」「15,000円」と言ったら勿体無いという気持ちが湧いたようで、やっと支度を始める。

 

車の中で「一緒にドライブ行けて嬉しい」と連発したので、気持ちよく行ってはくれた。

明け方5時頃にまだ起きていたので歯磨きと就寝を促すと、急に「コンビニでパンを買ってきたから」と言い出す。
「明日はうちでパンを焼くのに?」と言ったら「買っておいた方がいいかと思って」と回答。

何でだろう。

毎日ホームベーカリーで焼いたものを食べているのに。


テーブルにレシートがおいてあるので見ると、夜中にコンビニでパンとどん兵衛を買っていた。
お金は自分のものを使ったとのこと。
なぜどん兵衛を買ったのかを尋ねたら「食べたくなって」と。

でも食べずに戸棚にしまってあった。
おそらく病院の売店でたくさんのカップ麺を見たのが原因かと思うが、今まで買ったことのないものを急に、しかも夜中に買ってきたことに驚いた。

夜、病気のことをネットで調べた。
前頭側頭型認知症は比較的若い人に発生すること。
記憶障害は出ないこと(ではなぜ出ているのか・・・?個人差?)
暴力的な行為や万引きなどをすること(していない、これも個人差か)
筋肉や呼吸器にも影響が出てくるそうで、余命が6~10年であること。

余命があるというのに心底ショックを受けた。
認知症は多かれ少なかれ死に向かっていく病ではあるけれど、明確に余命がある(生命維持にも支障が出てくる)病気だと知り、
そう近くないうちに動けなくなったり寝たきりになったり、一緒にいられなくなったりして別れがくるのか、と思うとやりきれなくてやりきれなくて。
まだ事実として受け止められない。

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