離職、ダメ、ゼッタイ | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

この三連休はガッツリと仕事をする予定です。

今日も取り合えず午前中~夕方までは仕事をしていました。

 

私は実はWワーカーです。

とある企業にフルリモートで正社員として働く傍ら、他の企業で業務委託として働いています。

本業(正社員)の方もむちゃくちゃ忙しいので、副業の方は本業が休みの土日祝や平日の夜の隙間を縫って業務をこなしている感じですが、両方フルリモートなので何とかなっています。

 

なぜ副業をしているかというと、それはやはり収入面です。

現在の会社の前の企業では、そこそこの年収をもらっていました。

しかしどうにも社長の考え方に合わず・・・というよりもコンプライアンスを守らない、破ることを強要されることに耐えきれずに転職をしました。

 

その頃、世の中はコロナ渦に入ったばかり。

フルリモートはまだ浸透しておらず、私が従事している業務はノンプロフィット部門なので採用を抑えている企業が多い時代でした。

 

そんな中で今の会社に巡り合い内定をもらったのですが、まだ急成長前の企業で年収が低いのですごく迷いました。

しかしどうしてもフルリモートが良かったのと、他に内定が出たところは出社のところばかりだったので、年収は低いけれど副業OKだったこともあり入社を決めました。

 

そんな経緯で本業と副業の二足のワラジで常に忙しくしているわけですが、介護のことでいつも思うことがあります。

 

それは・・・世の中の介護者全てが平日に時間を取れると思ってない?ということです。

 

病院、役所はもちろん平日しか行けないですし(これは仕方がないですが)、施設見学も平日しかダメとか、認知症の人が参加できるイベントも平日、家族会ですら平日のものが多いです。

 

介護そのものも、在宅介護を前提にしているような気がするのです。

 

なんというか、倒れるのは仕事をしている男性、介護するのは専業主婦の女性。

そんな古い概念で成り立っているような気がしてなりません。

 

性別を差し引いても、介護者は仕事をせずに介護に専念できる、すべき、という仕組みになっているような・・・。

 

いろいろな方のブログを読んだり、家族会(平日夜のリモートのしか参加しません)で話を聞くと、皆さん本当に大変で、壮絶で、在宅介護の大変さに驚いてしまいます。

介護をしながら仕事を続けるのが難しくて離職した、という方もチラホラいらっしゃいます。

 

介護はお金がかかります。

どんなにサービスを駆使しても、介護費用が0円になることはありません。

当然ですが介護者そのものの生活もあるわけです。

 

そんなに大変な状況なのに、介護離職を選択せざるを得ないなんて・・・。

 

国は何をやっているのでしょう、と思ってしまいます。

子育て支援も大事ですが、世の中が高年齢化しているのですから、そちらの施策も出して欲しいと思います。

 

我が家は私が働けなくなったら終わりです。

介護どころか食べていけずに路頭に迷うしかなくなります。

 

だから私は介護離職は絶対にできないのです。

 

在宅介護をしようと思ってはいますが、もし仕事ができなくなるような状況になったら、当然に無理となります。

 

そうなるとまたお金がかかるというジレンマを抱えつつ、仕事を頑張るしかないのです。