面会に行ってきました | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

主人が入院してからの初の面会日です。

やっと・・・会えました。

 

髪と髭が伸びて、病院の衣服のせいか何だかちょっとみすぼらしい感じが・・・。

 

会った途端に「あ、良かった迎えにきてくれて。一緒に帰ろう」と言われましたえーん

予想はしてたんです。

帰りたがるな、と。

「昨日も車で迎えに来てもらおうと思って電話しようとしたのに、電話はできないって言われてさ」「今日は一緒に帰れるんでしょ」と。

 

入院していること、脳の病気だということを話しましたが「そうなんだ、ヤバいんだ」と言うものの、すぐに「もうここは飽きた。車いすの年寄りばっかだし。もう帰る」と何度も言います。

 

「一昨日の雪すごかったよね、見た?」と聞いたときも「窓から見た。すごい降ってたよね、だから車で迎えに来てもらおうと思ったけど一昨日は止めたんだ」と。


「さっき『奥さんが迎えに来ましたよ』と言われたよ」「今日は迎えじゃなくて面会だよ、入院しているから帰れないよ」「ヤダ、帰る」の繰り返しです。

 

ところが何回かに一回は「ああ、そうか。そういえば迎えじゃなくて面会に来たって言ってた」と思い出します。

本当に記憶がまだらなのでしょう。

 

たまたま3日くらい前に主人の昔の知り合いから電話があったので、その話をしたらその人のことは完全に覚えていて「え、何年も連絡がなかったのに。まぁ別に深い付き合いじゃないし、放っておいていいよ」ときっぱりと言ってました。

 

そして私に「体調は大丈夫?無理してない?」と聞いてくれました。

独りでいるのに慣れていないだろう、自分がいなくて寂しいんじゃないか、と気遣ってくれたのです。

「今日は車でしょ。運転気を付けるんだよ」とも。

 

こういうところは、私の大好きな主人のままです。

 

本当は持っていっちゃいけないんでしょうが、家で作っているアイスコーヒーを持っていったこともすごく喜んでくれて「コーヒー飲みたかったんだよ、ありがとう、旨いなー」と言いながら飲んでくれました。

 

面会時間はたった15分。

本当に短い。

アッという間でした。

 

看護師さんが迎えにきて病棟に戻るとき、また「ヤダ」と言うかな、と思ったら以外にもアッサリと戻っていきました。

私の方から「また来るからね!」と声を掛けないと振り向きもしない感じ。

 

「帰りたい」とずっと思っているわけではなく、瞬間的にそうは思うけれどその気持ちすらもすぐ忘れてしまう。

認知症特有の症状だそうです。

 

本当に主人は認知症なんだ・・と思うと悲しいですが、会えたのは本当に嬉しかった!

いっぱい泣いちゃったけど、やはり会うと安心します。

 

面会後に相談員の方といろいろと話しました。

納得できないことを素直に伝えました。

正直、相談員がちょっと頼りないんです。

長くなるので、この話は明日にします。