最初に「最近なんか変だな、歳のせいかな」と思ったのは、
2022年の夏~冬頃だった。
その年の6月、主人の母(90歳)が、アルツハイマー型認知症と診断され施設に入った。
義母の入所前、主人は週に2回くらい身の回りの世話をしに行ってたが、入所により行く必要がなくなり、外出をしなくなっていた。
それが原因がどうかは分からないが、寝るのが朝の5時、6時なのに2~3時間で起きる、起きたあとはリビングでボーっとテレビを見ているかうたた寝をする、というのが増えてきた。
その一年前から私はフルリモートの会社に勤めており、寝室にデスクを置いて仕事をしていた。
近くにベッドがあるため、PCの画面がまぶしいかな、WEB会議の声がうるさいかな、と気にしつつも、意外と主人は寝たら起きない人なので特に支障はなかったのだが、
2022年の初夏くらいから2~3時間で起きてしまうようになったのだ。
カーテンを遮光のものに変えたり、PCの光度を落としたり、キーボードを静音のものに変えたり、WEB会議のときはリビングに移動したりしたがダメだった。
睡眠障害なのかな、と思いつつも、「眠ければ勝手に寝るだろうし」「そのうち落ち着くでしょ」とこのときはまだのんびり構えていた。
思った通り秋の気配を感じる頃には、しっかりと8時間寝るようになった。
寝るのは相変わらず朝ではあるが、早ければ3時か4時、遅くても5時くらいにはベッドに入っていたように思う。
しかしこの頃から、録画したドラマを何度も何度も繰り返し観たり、
同じ話を何度もしたり、いつも手伝ってくれていた食器洗いをしなくなった。
外にも出ず、一日中家テレビを見ているか、iPadでゲームをしてるようになった。
今になって思うと、これが症状の出始めだったのかも知れない。