6月7日 ミュンヘン郊外のアウグスブルクに行きました。
DBのRB(普通電車)に乗って行きました。
アウグスブルクへはBayern Ticket(バイエルン州の公共交通機関は1日乗り放題)を買いました。
このチケットはミュンヘンの中央駅のチケット自販機で買うことができます。
中央駅には赤、青色のチケット自販機があり(ガイドブックによると黄色もある)、青色の自販機は日本語対応をしています。
Bayern Ticketは29ユーロで、普通に往復チケットを買うと37ユーロです。
安いだけでなくとても便利です。往復チケットならアウグスブルクの公共交通機関を利用したり、ミュンヘンに戻ってきて公共交通機関を利用するとなると、またチケットを買わないといけません。バイエルンチケットはバイエルン州どこでも有効なので、移動してもその街のチケットを買う必要がありません。
アウグスブルクに着くと、観光スポットとしては一番遠いところにあるレオポルト・モーツァルト・ハウスにいきました。
ここはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのお父さんが生まれた場所で、大学はザルツブルク大学に進み、ザルツブルク大聖堂の聖歌隊にヴァイオリンを教えていたそうです。
部屋内にはアマデウス・モーツァルトも弾いたチェンバロが置いてあります。
ここはモーツアルトのお父さんの生家なので、ザルツブルグのアマデウス・モーツアルトの生家ほど有名ではなく、観光客もそれほど訪れません。
見学後はガイドブックにも載っているシュバーベン地方の料理を出すレストランでランチをとりました。レストランはバウエルンタンツと言います。ここで、お勧めのSchwäbisches Maultaschen(ほうれん草とミンチ肉をパスタで包んでいるラビオリのようなものに溶ろけたチーズを被せている) を食べ、Weissbierを飲みました。すっごくおいしかったです。
その後、アウグスブルクに来た目的の一つ、フッガーケラーに行きました。
フッガーケラーは世界最古の福祉住宅として富豪のフッガー家が建てたもので、約147戸の住宅にはアウグスブルク市民であり、カトリック信者である、そして、困窮した状態にあるが、負債はないという条件をクリアした人だけが入居を許されることになっています。
現在でも条件は同じで家賃も一ヵ月0、88ユーロ(150円ほど)と格安。
ドイツでは激狭となっていますが、公開されているモデルルームを見ると、普通の2DK。ただトイレとシャワーは共同らしいのですが、1階に住んでいる人は中庭付き。閑静な住宅地です。日本人はほとんどがフッガーケラーに住んでいるのと同じということになりますね。
また、博物館の隣はモーツァルトの曽祖父が住んでいたことがあり、そのプレートが掲げられていました。
モーツアルト一家はここの出身だということが分かりますが、お父さんがザルツブルグに行かなかったら、彼の才能は見出してもらえたのでしょうか?運命を感じます。
朝早く行ったので、午後にはミュンヘンに戻りました。そして、Hofbräuhaus の前まで行き、あまりの混雑ぶりに写真だけ撮って、すごすご退散。中国人の団体が大勢いて、大声で騒いでいました。
その後、市庁舎のあたりをぶらぶらして、まだ入っていなかったペーター教会に入り、ホテルに戻りました。
レオポルト・モーツァルト・ハウス
アマデウス・モーツァルトも弾いたというチェンバロ
Schwäbisches Maultauschen
Fugereiの入り口
Hofbräuhaus
ペーター教会の前にいた大道芸人
ペーター教会