6月3日 今回の旅の目的の一つ ヒトラーの山荘があるケールシュタインハウスに現地のバスツアーに参加しました。

このツアーは英語のツアーで、日本人は一人もいませんでした。英語のツアーなので、バスは豪華2階建ての50人ほどが乗っていると思われます。

この日は前日の夜から大雨でツアーがキャンセルになるかと思いましたが、決行されました。

 

ヒトラーの山荘はドイツとオーストリアの国境にあり、ベルヒテスガーデンが最寄駅になります。

その駅から838番のバスでObersalzberg まで行き、849番のバスに乗り換え、ケールシュタインハウスの下まで行きます。

私たちはツアーバスでObersalzberg まで行き、そこからは専用バスに乗り換えました。

専用バスは岩山を爆破して造ったヘアピンカーブを何度も曲がり、20分ほどかかります。

そこからは金ピカ(all gold)のエレベーターに乗るためのトンネルを進み、エレベーターで124mを一気に山の頂上まで上ります。

この山荘はドイツやオーストリアの山々を望むことができるため、鷲ノ巣(イーグルネスト)とも呼ばれています。

山の頂上は霧が濃く、何も見えないため、すぐに降りてしまいましたが、頂上にあるレストランにはムッソリーニが贈った暖炉や

エバ・ブラウンの部屋もあるそうです。(見なかった〜)

 

エレベーターを降り、トンネルを進みバスでObersalzbergまで帰ると、ガイドさんについて、少し資料館の辺りを散歩しました。

森の中にはヒトラーの家の跡だった場所があり、ヒトラーは好んで、ここに滞在したそうです。

ガイドさんがいうには、大切な決定事項(色々な国への侵攻、大量虐殺の決定)などをここでしたそうです。

この家の向かいはサウンドオブミュージックの舞台になった山で一望できます。

 

また、「Zur Turken」というホテルがあり、そこの地下はシェルターが作られていたようです。

 

帰りは、すごい大雨でイザール川が氾濫したり、ドナウ川が氾濫したりで、通過する村村も床下浸水の被害が出ていて、

ある村に入ると一斉に携帯が鳴り出して(もちろん私の携帯2台とも)洪水の警告画面が出ていました。日本語、ドイツ語、英語の

順になっていて、地震の警報と同じだなあと思いました。

それにしても日本の携帯にも緊急警告が入るなんて、とてもびっくりしました。いい経験ができました。

高速道路も消防自動車や緊急車両、そして多分軍の車が連なって、すごいスピードで走って行ったり、道路が冠水して通行止めになっていたり、走れる道路も大渋滞で、通常3時間でミュンヘンに帰れるところを5時間半もかかり、夜の10時過ぎにミュンヘンに帰りつきました。

すごい経験で、しんどかったけど、いい経験でした。

50人くらい乗っていたツアー客は誰一人文句も言わずに、最後は拍手でドライバーさんを慰労していました。

皆んな、とても気持ちのいい人たちばかりで、明るく、小さい声で歌を歌ったりして、気分を落ち着かせていました。

大雨で大変でしたが、とても楽しく、いいツアーに参加できてよかったです。

 

 

 

バスガイドさん、10時間ほどのツアーで絶え間なく話をしていた

 

 

 

金ピカのエレベーターへと続くトンネル

 

 

 

 

 

何も見えない山頂

 

トンネル、エレベーターへと行くバスの停留所

 

カレーブルスト 50人がいっぺんにレストランに押し寄せ、さまざまなメニューを注文したのに、

2、3人の従業員はあっという間に料理と飲み物を運んできた。すごく頑張っていて、気持ちよかった。

カレーブルストはベルリンで食べたものより美味しかった。そもそもソーセージが美味しかったから?

 

向かいの山の少しはげているあたりが、映画サウンドオブミュージックの舞台

 

 

 

ここにヒトラーの家があった。ここで重要な決定ごとがされたらしい。

 

ホテル Zur Türken

 

車窓からの風景 大雨が降ったり止んだりの繰り返し 霧深し