2020年もまもなく2ヵ月が終わるところですが、毎年恒例の自分的年間ブックレビュー(2020年版)です。

前回のブックレビューはこちら↓

 

 

2019年の1冊は、中江有里さんの『わたしの本棚』でした。

 

 

 

中江さんの本は、僕自身が中江さんのファンだから読んでいるという面が強いのですが、それを抜きにしても大変おもしろく、また、本好きの方が書いている本ということで、本の読み方、新しい本との出会い方など、毎回、新しい刺激をもらえています。

■2020年に読んだ本(29冊)

2020年に読んだ本(読み終えた本)は29冊でした。コロナ禍で時間があったものの、なんだかんだ毎年と同じく月2~3冊ペース。あと、並行して読んでいる本でまだ読了していないものもいくつかあります。

 

いまこそ知りたいAIビジネス』 

物語チェコの歴史―森と高原と古城の国』 紙

魔王──奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男

笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』 

再生巨流

人はなぜ逃げおくれるのか――災害の心理学』 

残りものには、過去がある』 

「生存」の歴史と復興の現在 3.11 分断をつなぎ直す』 

コラプティオ』 

死の陰謀 オッドアイ』 

売国』 『戦国、まずい飯!』 

標的』 

死者の復活 傭兵代理店・改』 紙 

鉄の楽園』 

ストーリー思考』 audiobook.jp 

テレビが映し出した平成という時代』 

令和の巨人軍』 

邦人奪還―自衛隊特殊部隊が動くとき―』 

修羅の宴』(上) 

修羅の宴』(下) 

もがいて、もがいて、古生物学者!!』 紙 

時空を超えて面白い!戦国武将の超絶カッコいい話―――戦国武将の魅力を、歴史語り芸人が「超現代語訳」』 

ランチのアッコちゃん』 

空洞のなかみ』 

院内刑事』 

院内刑事 ブラック・メディスン』 

3時のアッコちゃん』 

院内刑事 フェイク・レセプト』  

 

まずは内訳。

 

紙…3冊

電子…25冊(1タイトルは上下巻)

オーディオブック…1冊

 

2019年は、紙(7冊)、電子(25冊)だったので、割合としては電子版率が高まりました(78%→89%)。

 

あと、2020年は人生初のオーディオブックも読了。こちらについては、内容というだけではなく、業務でオーディオブックに関わることになり、内容的にマッチするものの中から、気になる神田さんの本を読んでみました。

 

オーディオブック初読了での一番の気付きは、速読(倍速拝聴)でした。これは電子書籍制作とはまた違ったポイントだなぁと。

 

■マイベストは『令和の巨人軍』
2020年読んだ本の中で最も印象に残り、そして、マイベストになったのは、Twitterアカウント

@shibouyuugi(プロ野球死亡遊戯)でも有名な中溝康隆さんの『令和の巨人軍』』です。

 

 

これは絶対巨人ファンの友人には読んでもらいたい1冊。巨人ファンでなくても野球ファンにはオススメです。とくに僕と同年代(40代中盤)にとっては、うなずける内容がいろいろとある中、まさに現在進行系の巨人の大黒柱、坂本勇人を描いている第二部の1章はぜひ。

 

そして、この内容を書いたあとの去年、2020年11月8日には2,000本安打を達成とこの先、どういうスーパースター像を描いていくのかが楽しみです。

 

この本に書かれている「今の巨人がつねにおもしろい」というメッセージ、もうそれだけでマイベスト選出の理由になります。

 

■オススメされて面白かった『あっこちゃん』シリーズも

他にもいくつか印象的な作品があった中、これも前述中江さんの本の読み方にも書かれていた、つながりのある人からの紹介で見つけたこのシリーズもオススメ。

 

 

 

仕事でもご一緒した音楽座ミュージカルさんの俳優の1人、SORAさんがインスタで紹介されていて買ってみたら一気に読み進められて、続編にも手を出しました。さらにその後の作品もあるので、それはまた2021年の楽しみにとってあります。

 

こちらは、1話完結の構成で主人公のアッコちゃんを中心にストーリーが続くもので、惹き込まれつつカジュアルに読められるのが良いですね。

 

■その他印象的な書籍の書評

他にもいくつか印象的な作品があったので、それらを簡単な感想とともに紹介します。

 

まずはこのエントリでも紹介した2冊です。

 

 

この2冊はとても印象に残っています。

 

 

 

前者は上記エントリに感想を書いているのですが、正常性バイアスという観点で、今のコロナ禍でも考えさせられる内容です。

 

そして、2冊目、これは、今自分がブログを書いたり、SNSに投稿していることに対して、勝手に納得感を後押ししてくれていると感じたのですが、そんな自分目線だけではなく、広い目線でも、何か起きたときの復興するということの目的、そのための記録・ログとは何なのかを考えさせられました。

 

次はこちら。

 

 

中江さんのエッセイです。ご自身のエピソードを、心地良い温度感で公開して文章化されている内容で、いつか機会があればぜひ会ってお話してみたいです。

 

最後にこの1冊。

 

 

 

ここまで紹介した内容とは異質なんですが、仕事柄インターネットに関するノンフィクションは興味があるということで読んだもの。まさかこんな人物がいたとはという、主人公とも言うべきルーの半生に注目し、作者が取材を通じて書籍化しています。かなりボリュームがありますが、インターネットと犯罪の歴史の資料の観点でも興味深い1冊。

 

以上、2020年に読んだ本の振り返りです。

 

2021年も去年と同じぐらいのペースで本を読んでいますが、最近はコロナ禍で家で晩酌をすることが多いので、晩酌のお供で本を読んでいます。今年はどんな本に出会えるのか、今からお酒とともに楽しみです :-)

 

<参考>

2020年

3:紙

25:電子(Kindle)

1:オーディオブック

 

2019年

7:紙

25:電子(Kindle)


2018年
6:紙
36:電子(Kindle)

2017年
9:紙
23:電子(Kindle)
1:電子(honto)

2016年
9:紙
13:電子(Kindle)
2:電子(honto)

2015年
8:紙
23:電子(Kindle)
2:電子(honto)

2014年:
6:紙(分冊を入れると7)
18:電子(Kindleのみ)

2013年:
15:紙
12:電子(BookLive!)
1:電子(Kindle)