一昨日、かなり久しぶりにハイキングに行ってきました。訪れたのは三浦半島。

 

ハイキングもそうなんですが、2020年に入り、今の新型コロナウィルスが蔓延して以来、自宅から一番の遠出でした。

 

今回のコースは、三浦半島の、三浦富士~砲台山~武山。ちなみに、このルートは5年前にも楽しんでいて、久々の遠出かつ平日日中で人と出会いにくいだろう、ということで選びました。

 

5年前の様子はこちら。

 

 

前置きが長くなりましたが、さっそく、5年ぶりのルートを写真とともに紹介します。


スタートとなるのはこの駅。京急長沢です。京急蒲田から約1時間ほどで到着。

 

 

今回のルートの良いところは、駅からスタートして駅から帰れるというところ。車を運転しない自分にとってはかなり重要なポイントです。

 

ちなみに、朝9:00過ぎに京急蒲田から乗り継いで移動した結果、横浜あたりまでは座席が60%ほどうまるぐらいの混雑具合、それ以南は、座席に2、3人程度、空いている座席列もあるぐらい。

 

後でまとめますが、今回、とくに気になったのが移動中の電車の人の多さだったんですが、往路はとくに問題なく、ソーシャルディスタンスを確保できていました。

 

駅を降り、コンビニで買物をして、朝10:30から、いよいよスタート。駅を降りて左手に進みます。

 

 

前回と同様、まずは市街地をぶらぶらと。それにしても、平日朝とは言え、人がいない。

 

15分ほど歩いて、ハイキングコースの入口看板が観えてきます。ちなみに、前回はここを曲がらずにまっすぐ抜けて東光寺に寄ったんですが、今回は看板通りに進みました。

 

 

畑横の道を少し歩くと、ハイキングコース入口の鳥居に到着です。

 

 

あとはてくてく。舗装路を進むとあとは山道です。

 

 

道端には栗がたくさん。秋ですな🌰

 

 

こんな道を進みます。

 

 

新型コロナウィルスになってから、というか、カジュアル登山自体が約2年ぶり。前回は青梅丘陵でした。

 

 

話を戻して。このハイキングコース、山の雰囲気を楽しめるのと、そこまでハードではないので、今の自粛モードで少し外の風に当たりたい、という方にもぜひおすすめ。

 

鳥居から約15分ほどで、この地蔵さんが観えてくれば、三浦富士の山頂まであと少し。左奥の階段を上がったあたりです。

 

 

約5分ほどで到着。

 

 

ここで。前回もそうだったんですが、この日も9月にしてはまだまだ暑さが強い日。久しぶりのカジュアル登山、そして、外出だったこともあって、結構バテたw 低山は熱気がこもるので気をつけないと(水分もしっかり取らないとと改めて思いました)。

 

三浦富士から海岸方面。暑さに加えて風も強く、砂埃(砂浜?)が舞っているのが写真越しにもわかりますね。

 

 

 

少し休みつつ、そのままスタート。約10分ほどでこの看板が観えてきます。

 

 

数分で、砲台山前のポイント、見晴台へ到着。

 

 

見晴台から相模湾の眺め。霞がかっているのはおそらく浜の砂ですね。それもまた幻想的。

 

 

そして、ニューノーマルになって使うようになった自撮り棒でパチリ。いまだに使い方に慣れず、5回ぐらい撮り直してます、これw

 

 

見晴台からすぐのところに分岐点。ここで、砲台山、武山の選択ができます。

 

 

とくに間違えないと思いますが、砲台山を観たい方は、まず、砲台山に行って、それから武山、下山のコースが良いです。

 

数分で砲台山に着きます。ここは、昭和初期に海軍が砲台を造ったことから、砲台山と呼ばれるようになったとのこと。

 

 

そして、その横には、金網で囲まれた海上保安庁の武山受信所があり、パラボラアンテナがそびえています。

 

 

そこからまた分岐点に戻り、武山へ向かいます。

 

途中、キノコや。

 

 

三浦半島を含め、日本各地でよく見かけるゴマダラチョウも。

 

 

この看板が観えてきたら武山山頂です。

 

 

武山はちょうど標高200メートル。

 

 

山頂の見晴らしスペース。

 

 

写真でもわかるように、誰もいませんでした。人がいないというのは、今の時世、心理的に安心できます。

 

そして、上に上がって景色を眺めて。

 

 

 

 

ここでも1枚自撮り。

 

 

武山山頂には武山不動があります。

 

 

お参りをして、5年前と同様に鐘楼堂で鐘を突こうかな?と思ったら。この時世で非接触、というわけではなく、鐘を突く、突き棒が折れて修繕中とのこと。またいつか突きに来よう。

 

 

あとは下山。帰りは津久井浜へ抜けます。

 

 

あとは楽な山道を下山。とは言え、多少勾配もあり、下りは膝に負担がかかるので、気をつけながら。この日は前日の雨で道も濡れていて滑りやすくなっていました。

 

15分ぐらいで一般道(というか畑横の住宅地)に出ます。

 

 

そこからはてくてくと駅まで。この看板、5年前にもあった、きりたんぽができるバーベキュー場。パッと見開いている雰囲気はなかったのですが、いつかぜひ来てみたいです :-)

 

 

あとは30分ほど、平坦な道を看板に沿って歩けば駅に着きます。

 

 

で、電車に乗って……ではなく。

 

今回のハイキングのもう1つの目的、三浦の地魚の寿司を食べに行きます。時間も下山して、13:00過ぎ、お腹も空いて絶好のランチタイム。

 

目的の店はここ。

 

 

 

魚敬さんの津久井浜店。5年前に初めて訪れて、都内では見かけない、三浦の地魚の寿司が食べられる、しかも、回転寿司スタイルでリーズナブル、ということで、今回の目的の1つでした。

 

入店して、まずは水分補給。というのも、山頂で水を飲んでから、ずっと我慢してました(ただ、この日は普通に下山できたから良かったんですが、暑い日は過信せず適度な水分補給は大切です)。

 

 

美味い!一気飲みしたあと、地魚セット2種類と2杯目をオーダー。

 

 

左上から。

メイチ鯛、地アジ、イシモチ、生シラス。
ホウボウ、イナダ、カマス、サワラ。

 

前回と同様、その日のおすすめがホワイトボードに書いてあります。

 

 

お腹も水分も落ち着いたところで、〆に2品。

 

1つ目はこちら。うすばはぎ。初めて食べました。肝の濃厚さとのバランスが最高!

 

 

そして、ピリッと美味しい、茎山葵巻き。これが癖になるんです。

 

 

ちなみに、ニューノーマルなスタイルということもあって、1人の場合、仕切板のあるカウンター席で、タブレットでのオーダー、回転台から到着という形。動画のような感じで。

 

 

そして、目的達成、お腹も満足して、今度こそ帰宅。

 

 

帰りの電車、始発ではないものの、かなり空いていました。

 

 

その後、金沢文庫ぐらいからは人が増え、座席も少し空いて、立ち客もいるぐらい。でも、14:00過ぎだったのでそこまで混んでいませんでした。

 

以上、2020年初、ニューノーマルなハイキング&(ちょっとした)遠出日記でした。

 

参考までに、おおよその時間です。

 

・京急長浜駅~ハイキングコース入口

15分。駅降りて左手に出ればOK。最初のハイキングコースの看板さえ見つかれば迷わないです。

 

・ハイキングコース入口~三浦富士

25分。おそらく、このコースの中では、一番ハード(と言ってもそこまでハードではないです)。お地蔵さん前後、三浦富士に上がるあたりまではやや勾配があるので、無理をせずゆっくりで良いと思います。

 

・三浦富士~見晴台・砲台山/武山分岐・砲台山

15分。三浦富士を抜けてからは尾根伝いで、起伏もなく、気持ち良いです。山道を楽しめます。

 

・砲台山~武山

20分。ここも、武山山頂手前が少し勾配はありますが、三浦富士のときより楽です。強いて言えば、砲台山・武山の分岐点で間違えて、津久井浜方面に抜けないように(抜けちゃうとそのまま下山しちゃうので。今回、スマホ観てたらやっちゃいましたw)

 

・武山~下山口

15分。基本的に下るだけ。ただ、上でも書きましたが、下りなので膝に負担がかかるのと、途中、ロープを貼るぐらいの急な箇所が1つあります。帰りは目の前なのでゆっくりで。雨の翌日は滑りやすいので要注意。

 

・下山口~津久井浜駅

30分。下山してからは、もう普通の道です。途中、野菜の直売所があったりもしますので、よかったら。ただ、この日がまさにそうでしたが、30度超えの日だと、途中、まったく日陰がないので、適度に休んだり、帽子があったほうがいいかも(僕はランチビールまで水を我慢したので、ちょっと危なかったw)

 

こんな感じの時間配分で、京急長浜駅から津久井浜駅まで、120分。休憩などを挟んだとして、150分(2時間半)もあれば十分なので、気分転換にもピッタリだと思います。

 

■ニューノーマルなハイキング・カジュアル登山

最後にちょっとだけ。

 

今回、新型コロナウィルスが蔓延し始めて、最も遠出したことになりました(遠出と言っても、東京の隣なんですがw)。あまり意識しすぎる必要はないかなと思いつつも、やはりまだ気は抜けないし、これから風邪のシーズンを迎える中で、少しでも外出できないか、ニューノーマルな落とし所探しをしている最中です。このハイキングもその一環でした。

 

まず、ToGoの対象に東京も含まれたと言え、この時世なので、遠出をするのはまだまだ積極的にはなりづらいのが本音です。そんな中、電車で移動できて、かつ、そこまで混んでいない路線であれば、関東地方ぐらいならいいのかな、とも思える、今回のハイキングでした。

 

密という観点では、電車の中が一番気になるところ。しかも、たとえば、今回の三浦もそうですし、もし、奥多摩方面に行くとなると、駅間隔が、都心に比べて長く、ドアの開閉もそんなに多くはないです。とは言え、乗客の多くはマスクをし、会話もあまりしていなかったので、これなら、リスクは少ないかな、と思えました。

 

電車を降りてしまって、ハイキング・登山であれば、たとえば、今回の三浦富士・砲台山・武山コースであれば、登山口に入ってから3人にしかすれ違わず、ソーシャルディスタンスの確保はバッチリ。これは人それぞれなんでしょうが、僕の場合、基本的にカジュアル登山~ハイキング、そして、無理をしないという前提で1人で出かけることが多いので、とにかく登山路に入ってしまえばあとは大丈夫かな、と、実感しました。

 

今回はマイナーコースでしたが、他のメジャーコースでも、平日の時間を狙ったり、紅葉の時期を少しずらしたりすれば、人との密は避けられそうな気がします。

 

今は新型コロナウィルスの感染者週がやや下方で止まっているので、少しでも動けそうなら、これからも近場の自然を体感しにでかけよう。それにしても、2020年4月以降で、こんなにマスクをしないで外出をしたのは初めてでした。気持ち良かった!