いよいよ旅も最終章。観光最終日の今日は、昨日のブログの終わりでも書いたとおり、今回の旅で3ヵ国目となるエストニアへ日帰り観光をしてきました。
今回、エストニア・タリンへはヘルシンキの港からフェリーで入国、人生初となる海路での国境越えとなりました。ドキドキ。
まずはヘルシンキにて、Robert's Coffeeで朝食を。ヘルシンキはどのカフェもオシャレで、そして、コーヒーが美味しいです。
カフェから西側へ歩くこと、40分、今回の出発地となるヘルシンキ港のターミナル2へ向かいます。
あいにくの小雨模様、そして、寒い。エストニアは晴れているといいなぁ、と思いながらターミナルまで。
ターミナルの中はかなり近代的な造りです。
今回、あらかじめ往復チケットをネットで購入していたので、あとはチェックインカウンターでパスポートチェックと入場用パスを引き取るだけ。
こちらがチケット。WiFiと書いてあるシリアルが、船内で使用できるWiFi用のパスコード。今回、往復ともかなり快適なネット環境で過ごせました。
ゲートを抜け、登場時間までは待合所で待機。ここにはちょっとしたカフェやバーがあり、お酒を楽しめます。まずはフィンランド側ということで、Karhuの生ビールをいただきました。美味い!
そして、乗船。こちらが今回乗る「Megastar」というフェリーです。
実際に乗ってみて、とても素晴らしい、豪華な客船でした。座席は指定のものと自由のものがあるそうで、僕たちは自由席でしたが、席数はかなり多く、ソファやテーブル席、テラス席など、多様で、自分の好みに合わせて楽しめます。しかも、席取りにそんなに慌てなくてもだいたい座れる感じです。
中にはデリやレストラン、カフェ(スタバと提携)、バーガーキング、バースポットなどなど、約2時間ほどの船旅を思いっきり楽しめる空間となっていました。その他、土産物屋、免税ショップまであって、至れり尽くせりです。
客室は7~10階。10階は個室席のようでした。
9階からはテラス席を抜け、デッキにも出られます。
ちょうど僕がデッキに出た11:00すぎには空から日が差し込んできていて、タリンは晴れるんじゃないか、と期待できました。
10:30に出船して、12:10にタリン港へ到着。期待通り、タリンは晴れ、しかもヘルシンキと比べてかなり暖かかった!23℃ほどありました。今回の旅で一番快適だったかも :-)
ということで、ついに海路で国境越え。と言ってもEU加盟国間の移動なので、とくに厳しいパスポートコントロールなどはなく、そのまま上陸できました。
ざっと調べてみたら、今回の3ヵ国で僕が訪れた国は23ヵ国、都市数は52(か53?後で調べ直します)都市となりました。43年も生きているとけっこういろいろな国や地域に行けるなぁ。まだまだこれからもたくさんの国に足を踏み入れたいです!
話がそれましたが、エストニア・タリン観光のスタートです。今回は19:30の船でヘルシンキに戻るため、チェックイン時間の18:40ごろまでにはこのタリンのターミナルDまで戻る必要があります。ということで、約6時間と限られた時間で、タリンの旧市街を中心に散策スタートです。
その前に。腹が減ってはなんとやら、なので、エストニアの地元で人気のレストラン「Moon」でランチ。
ここはエストニア料理だけではなくロシア料理など、欧州料理を楽しめるお店。今回、Zakusuka(ザクスカ)というロシア料理の前菜プレート、魚介のスープ(ブイヤベース)を前菜に、僕はウサギのシュニッツェル、妻はカワカマスのフィッシュケーキを頼みました。
こちらが前菜プレートとスープ。このスープがめちゃくちゃ出汁が出ていて、個人的にこの旅の中で飲んだスープの中でNo.1でした(とは言えほかも本当に美味しかったので、そのぐらい美味しかったです!)。
こちらがウサギのシュニッツェル。キノコのムニエルとクリームソース添え。ウサギは20年近く前にハンガリーで食べたことがあり、かなり獣の臭みがあった記憶が残っていたのですが、この料理はまったく臭みがなく、まるで鶏肉を揚げたような、濃厚かつさっぱりとした味で、とても美味しかったです。
こちらがカワカマスのパンケーキ。分類では前菜ですが、十分メインを張れる一品でした。
飲み物は、僕がエストニアのビールA. Le Coq。とても飲み口の良い、グビグビ行けるタイプのピルスナーでした。妻はこちらのレモネード?的な飲み物をオーダー。緑色でしたが、ドクターペッパー的な、薬草の風味が強かったです。
ということで、いよいよタリン散策です。こちらもまったく事前準備なく訪れたのですが、船内でちょっとだけ調べたところ、1997年に世界文化遺産に登録された場所(タリン歴史地区)で、さまざまな建築物や石畳の道、城壁など、歴史的建造物を楽しめる街となっています。
あらかじめ訪れたい場所をGoogleマップに登録して、旧市街を中心にグルッと回りました。今、旅の疲れもピークなので、とりいそぎ、写真(と一部簡単な説明)だけざざざーっと掲載しますねw
旧市街に入ると一気に中世にタイムスリップしたような街並み。とは言え、さすが観光地、僕たちも含め世界各地の観光客がたくさん訪れていました。日本人もけっこういた印象です(今回の旅で最も日本人をたくさん見かけました)。
トームペア地区。
Kohtuotsa展望台からの眺め。オレンジ色の屋根の建物がとても美しいですね。
こちらはもう1つの展望スポット、Patkuli展望台からの眺め。たまたまかもしれませんが、こちらのほうが人が少なくて、ゆっくり形式を楽しめました。
市庁舎。ここの前に広場があり、タリン旧市街の(位置的にも)中心となる場所となっていました。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。
聖母マリア教会。
聖ニコラス教会。
旧市街の街並み。
そして、今回周り方が逆になりましたが、旧市街の入口、ヴィル門。
以上、だいたい2時間ぐらいで駆け足で旧市街を散策してみました。多少のアップダウンがあるのと、石畳なので足腰に来るのでご注意を。ただ、パブやカフェがたくさんあるので、時間のある方はぜひそこで休憩を取りながら、中世の街並みを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ヴィル門を出て、今度は近代的な街並みと古い建物が混ざった道を進んで、上陸したタリン港ターミナルDへ。
このあと、エストニアの地元のスーパーRimiによって、今回の旅のお土産を一気にまとめ買い。どこで買おうか迷いつつ、最後のこの場所で選びました(そして、ロシアやフィンランドに比べて、エストニアは物価が安いんですw)。
会社のメンバーにはアルコール度数80度のエストニアのウォッカとエストニアのリキュールを買ってみました。お楽しみに :-)
観光と買い物を終えてターミナルDへ到着。
ヘルシンキ→タリンのときと同様に、ゲートを抜けると乗船待合所に。僕たちは行きのチェックイン時にチケットを受け取っていたので、すぐに待合所へ入れました。
19:30の出船なので、19:00過ぎには乗船できました。
でも、この時間でもまだまだ夕暮れ時。日の出が遅い分、日の入りが遅いのもこのあたりの地域の特徴ですね。
さて、帰りも約2時間ほどの船旅です。
帰りはせっかくなので船内のバーとデリで軽めの食事を。
フィンランド湾を北上する20:00ごろでもまだまだ空は明るかったです。
ただ、月がはっきり観られたのが不思議な感じでした。
21:30過ぎにヘルシンキに到着。
最後は夫婦ともども疲れていたのでタクシーでアパートまで。
ということで、ここまで8日間の旅程が終了。あとは明日、ヘルシンキ空港へ移動し、日本へ戻るだけです。今回の旅は、場所決め以外、サンクトペテルブルグの宿やヘルシンキのアパート、それぞれ現地の店、観光場所のルート調べ、チケット事前購入などをすべて妻に任せて、僕は身体1つだけでこっちに来て思いっきり旅を満喫できました。まだ帰国していないので完全な終わりではないですが、非常に充実した旅になったこと、妻に感謝したいと思います。ありがとう。
改めて、あとはパッキングして、無事日本へ帰れますように!(あと明日空港の待ち時間が、ポケモンGOコミュニティ・デイなのでたくさんゲットしなきゃw)