先月出張で福島県郡山市へ行ってきました。

「郡山ってどんなところなんだろう?」とネットで調べたり,いろいろな人に聞いたところ「福島のオフィス街」という声が聞こえてきました。なるほどー

福島県というのは日本の都道府県の中で3番目に広い県。なので県の特産物や観光名所がたくさんあります。パッと思いつくところで,米や桃,日本酒,馬肉,さらに地名がついたグルメとしては喜多方ラーメンを筆頭に,B-1グランプリで優勝したなみえ焼そば,福島円盤餃子などなど。

食べることが好きな自分としては郡山のグルメを楽しもうといろいろ調べたところ,郡山ならではというものを見つけられず……

ということで,少し範囲を広げて福島県全域の中で食べられるご当地グルメにしよう!と。仕事関係の会食などがあったため,今回,自分で行ける食事のタイミングは2回。そこで,気になっていた「ソースカツ丼」「なみえ焼そば」に狙いを絞りました。

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会津・ソースカツ丼
まずは会津名物「ソースカツ丼」から。Googleで「郡山 ソースカツ丼」で検索したり,食べログ・ぐるなびで検索したところ何店舗かが出てきました。とくに「新かつ」さんという店が多くヒットしました。

「ここも良さそうだな~」と思いつつ,もうちょっとネットサーフィンをしていたところ,こちらのブログを発見。

みたか食堂 ~福島県郡山市本町~

この写真,すごい!しかも郡山駅から近い!

ということで,ソースカツ丼はこちらのみたか食堂さんでいただくことにしました。

SCMソース
みたか食堂 :: Shopcard.me

お店は郡山駅から徒歩5分ほど。繁華街フロンティア通りより,もうちょっと南側の大通り沿いにあります。

店01

いわゆる定食屋さん。暖簾の雰囲気が良いですね。

暖簾

さっそくお店に入って座ろうと思ったところ,昼時でけっこう混んでいました。普通にオーダーしようと思って椅子に座ったところ,後から入ってきたお客さんが,厨房に行って「チャーハン1つ」と。なるほど~。こちらは自分でオーダーを伝えに行くスタイルなんですね。

ということで僕もそれに習って。「ソースカツ丼お願いします」。

待つこと15分ほど。来ました!すげー,デカイ!ヤバイ。

ソースカツ丼

蓋を開けるとドーン!肉厚のソースがたっぷり掛かったトンカツ。美味そうだ~

オープン

最近ご飯を食べるときはご飯の量を少なめにしていたのですが,これは大盛りどころか超大盛り。でもせっかくだから完食しないとね。

ご飯

ということで,全部平らげました。ごちそうさまでした!

完食

いやー,これ,美味かった~。

さらにこちらのお店,ソースカツ丼以外の,定食メニューがいろいろ充実していて,どれも美味しそうでした。さらにご夫婦(だと思います)でやっている,お店の雰囲気と常連さんたちとの会話などの空気感がとても良かったです。こういう店,近くにあったら通っちゃうなー。

メニュー

最後にちょっとだけうんちく的な。ソースカツ丼,僕は会津名物だと思っていたんですが(以前都内の福島料理の店で食べた記憶があって),実は会津意外にもいくつか発祥の地と呼ばれているところがあるようです。

会津のソースカツ丼について

ここのサイトによれば,会津のほか,東京新宿,岩手県一関市,福井県福井市,群馬県桐生市,長野県駒ヶ根市といった場所が挙げられています。今度,それぞれの土地に行く機会があったらぜひ食べてみよう :-)

なみえ焼きそば
続いて,なみえ焼きそば。なみえ焼そばは,福島県双葉郡浪江町のご当地B級グルメ。なみえ焼そばが全国区になったのは,2013年に開催された第8回B-1グランプリで1位を獲得してから。

それから,個人的には公私ともどもお世話になっている中野さんが,復興支援活動として福島県にボランティアとして訪問されている際,Facebookでよくなみえ焼そばの写真を食べている風景をアップしているのを見かけていることもあって,一度は食べたいと思っていた料理でした。

さらに,このなみえ焼そば。公式サイト的なものを見たところ,浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けた店のみ「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されるそう。

せっかくだからこの「浪江焼麺太国の検麺を受けたなみえ焼そばを食べたい!」と,郡山で食べられるところを探してみたところ,2店舗ありました。そのうち,帰りの新幹線の時間の関係で駅チカの「旬膳 くしぜん」さんへ行くことにしました。

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旬膳 くしぜん :: Shopcard.me

場所は,郡山の呑み屋が集まる大町通りの雑居ビル4F。地図を調べていったところ,これ,普通じゃ入らないな~という感じの佇まいでした(苦笑)。

でも,ビルの入り口にはしっかりと「浪江焼麺太国の検麺」ののぼりがありました。

のぼり

エレベータに上がってお店に入るととても良い感じ!福島の郷土料理が楽しめる,そんな雰囲気が伝わってきました。とくに店のそこかしこに飾ってあった地酒や焼酎の瓶の数と種類がすごい!

さっそくカウンターに通してもらって。

まず目に付いたのがこちらの日本酒メニュー。「電話帳か!」というぐらいの厚み。わー,ここはゆっくり来たい。もちろん,その他のメニューもいろいろと。しかも,メニューに載っていない酒や料理があるとのこと。

酒メニュー


それでも今回の目的は浪江焼麺太国の検麺を受けた「なみえ焼そば」。ちゃんといただきました。

メニュー

どーん。これまたすごいボリューム。食べ方は一味唐辛子を掛けるのが定番とのこと。

一味

美味い!

お皿はきちんと「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のものでした。

皿

ちなみにこの日は福島の地酒 写楽のおりがらみがあったのでいただきました。ほかにも伊達鶏のぼんじりやうねめ牛の煮込みなども。

写楽

時間がなかったのと急遽決めたのでゆっくりできませんでしたが,この店だけを目的に郡山に来てみたい,そのぐらい素晴らしいお店でした。

ご当地グルメを楽しむ
このブログでは,これまでも「◯◯で食べたモノ,行ったトコ」という形で,その土地々々で体験したグルメや観光地を紹介してきました。今回は,それほどたくさんにはまとめられなかったので,スピンオフ的に福島で食べたモノ,行ったトコ番外編として,ソースカツ丼・なみえ焼きそばを紹介しました。

ネットやテレビを通じた情報も楽しいですが,やっぱり,実際に足を運んで自分の舌で楽しめる料理っていうのはいいですね。しかも,今回訪問した2つの店舗はいずれも,ネット上で見かけた情報以上に,素晴らしい体験ができました。

こういう風に体験を言語化して,ブログに書くっていうのは,ネット社会が充実する気がするので,これからのライフスタイルに積極的に盛り込んで行きたいと思います。

ps
福島にはすでに今年2回行っていて,こんな記事も書いています。