かっちゃん「てぃへんだぁ~!てぃへんだぁ~!」
富衛門「どうしたんだよ?」
かっちゃん「ため池が・・・詰まっちまったんだよ!」
富衛門「なぁ~にぃ~~!?」
かっちゃん「水を出すのに樋の栓を開けた時に、何かが入っちまったようだわ!」
富衛門「とりあえあず、なんだ・・・総代に知らせて、それからこういう時に頼りになる、はっつぁん(仮名)にも相談しろや!」
※文章には、誇張やそれに伴う表現が含まれています。
はっつぁんは、今は田植えで忙しいから終わったら見ておこうと、言ってくれた。
が・・最近調子がイマイチのはっつぁん・・・まさかのことが起こってしまいました。
こちらも近くで、田植え後の挿し苗をしていたら・・・様子が変?
家人の人がはっつぁんを取り囲んでる。
近づくと、熱中症みたいだというのですが、冷房の利く軽トラにさえ乗れない。
慌てて、我が家までビーチパラソルを取りに行き、救急車の到着を待ち搬送となった。
熱中症は落ち着いた連絡があって、ほっとしましたが・・・。
ため池の樋詰まりは自分たちで考えてくれと・・・総代から言われた。
かっちゃんが、同じ水利組合員で充電式の高圧洗浄機を持ってる人が居るとのこと・・。
うまい具合に散歩中にその人に遭遇して、貸してくれることとなった。
電池は我が家にもあるので4本持って行きました。
トリガーのある筒先にパイプクリーニング用のアイテムを取り付けてあります。
前に水を吹き出さずに、背後へと掻きだすようになっています。
今日日のため池は、ハンドル樋で回すと鉄板が開き、水を出せるのですが、ここは水利組合の末端のため池ですから、受益者も4軒ほどですから、未だ素焼きの土管が埋められていて、その上に丸太を削ったもので栓をして止水します。
用水の出し方は摺りこぎのようにゴリゴリと回して、周囲の泥を流してから、ある程度の太さのある竹木を栓を抜くと同時に突っ込みます。
同時にしないと今回のように詰まるのです。
一番厄介なのは亀です。
吸い込まれると抜けません。
鉄筋を持って来て潰すか、地元の消防団に頼んで、排水口からポンプで水を逆流させて抜くかです。
ホースを伸ばして、家から持ってきたウエーダーを着て、鍬を片手に池の中にジャブジャブと・・・
栓を抜くと・・・当然流れません。
上半身濡れるのを覚悟して腕を突っ込むと・・
砂に礫のようなのが混じって、詰まってるようです。
早速、詰まってる穴にホースを入れてみることに・・・
水を背後に噴射することで、ホースがどんどんと入っていきます。
しかし、ある程度来たところで行かなくなりました。
出口側からは、マダケを縦に割ったものを突っ込む・・・双方で抜いたり挿入したりして1時間あまりで・・・開通!
砂と礫も大量の水と共に排出されてきました。
これで、田んぼに、また水を送れます。