台風で、花びらがかなりむしり取られましたが、まだまだ蕾もあるので、楽しめそうな我が家のサルスベリです。
漢字では「猿滑り」「紫薇」「百日紅」などと書きます。
「猿滑り」は、名前の通り木の表面がつるつるしていて、サルも滑って落ちそうだからです。
「紫薇」は「しび」とも読み、サルスベリの漢名です。
唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇と呼ばれるますが、長い間紅色の花が咲いていることから、「百日紅」ともいうので、さるすべりは漢字で書くと「百日紅」が一般的ですね。
色は紅と白の二色があり、我が家のは白の百日紅・・・白なのに最後に紅・・・百日白か!(笑)。
なお、木は重いので、枕木に使われたりしてたそうです。
また、「百日紅」は「ひゃくにちこう」とも読みます。
百日ほど咲き続けるから付けられた名のようです。
もう一つ、花には悲しい恋の物語が隠されてます。
朝鮮半島のある村では、昔、ある風習がありました。龍神への生け贄として、若い娘が捧げられていたのです。
あるとき、その国の王子が村を通りかかります。娘が生け贄にされそうな姿を見た王子は、龍神と戦うことを決意します。王子は勇猛果敢に挑み、龍神を討ち取りました。娘を救い出すと、二人の胸の内には、恋心が芽生えました。
しかし王子は、ひとまず村を去らなければなりません。「百日後には必ず戻る」と言い置いて、王子は旅立っていきました。ところが、約束の日、村に戻った王子は愕然とし、たいそう悲しみました。娘が亡くなっていたのです。
嘆き悲しむ王子。しかし、娘は戻ってきません。
やがて、娘のお墓がある場所から、1本の木が生え、花を咲かせました。その花は、愛しき人を今か今かと待つかのように、百日間、咲き続けたといいます。
普段、何気なく百日紅をサルスベリと、読んでいますが名づけられた理由にはあれこれと歴史も隠されているのですね。
さて、今日はこれから宮津に出かけてきますが・・・お天気はよろしくないです。
気温は低めですが湿度は高いので、ライジャケ・空調服の組み合わせかな。
空調服を着ても雨だとレインギアが必要だから脱がないとだめだなぁ・・・・
当初は、ええ天気のはずだったのになぁ。
サルスベリの話題に合わせて、釣りも滑ったような釣果になりませんように!!
昼すぎに出かけてきます。