今日は試験器のマッチングを確認するための絶縁劣化診断試験を行いました。
もちろんきちんとした年次点検の中で実施しました。
実は、今日のお客さんの設備にはPAS(地絡遮断装置付柱上開閉器)がついていなくて、年次点検を実施するときには電力会社の開閉器を有料で開いてもらいます。
何年か前までは、私たちは東電の電柱に昇り開閉器を操作する免許を東電から研修施設で指導を受けて、操作委託という形で自分で操作していたのですが、その制度は廃止になってしまいました。
電力会社へ支払う停電操作の料金は約4万円かかります。
このお客さんは「新型コロナ感染拡大」の影響をもろに受けてしまい、売り上げが70%以上減少してしまいました。今回、その操作料金の半額は私が負担して電力会社に支払いをして、年次点検をすることになりました。
自分も通常の年次点検ではない、試験業務の請負が延期や中止で相当ダメージを受けています。お金を払って年次点検をやるのは始めてだし、何の為に働いているのかと一瞬考えてしまいました。
でも、こういう苦しい状況には負けたくないですね。
新型コロナが収束するまで、辛抱で頑張りたいです。