現役ドクターがほとんど知らない、言わない、言えない

乾癬はビタミンDで治る

という衝撃事実

 

乾癬高容量ビタミンD療法

を解説。

 

まずは、実際に高容量ビタミンDの治療効果を見ていきましょう(出典https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772613422000014

 

彼らは1日3〜6万IUもの高容量ビタミンDを摂取し2〜6ヶ月で症状が大幅緩和〜完全治癒しました。

 

ビタミンDだけでこれはすごくないですか?

もはや薬要らず‼︎

 

乾癬ビタミンD療法:解説

[Step.1]

ビタミンD1日3〜60000IUを2、3ヶ月継続(症状が重たい/PTHが高いほど高容量推奨)

この症状で1日45000IU×数ヶ月(ただし事前に60万IU投与してるので、一般服用なら5万IU×数ヶ月でも良いかも)

 

[Step.2]

かゆみや症状が少し改善してきたら5000〜1万IU減らす

 

[Step.3]

減らした量で2〜3ヶ月継続(途中で悪化してきたら最初の量に戻す)

 

[Step.4]

ほぼ完全治癒したら、15000〜2万IUをずっと継続(酷くなってきたら量をアップ)

 

サポートアイテム

⚫︎マグネシウム

ビタミンDの代謝にマグネシウムが必要。VDR(ビタミンD受容体:ビタミンDの受け皿)も増加しVDの効果を飛躍的に高める

 

⚫︎ビタミンK2

高容量ビタミンDにおける高カルシウムリスクのリスク低減

数万IUのVDを活用する場合、VDK2も推奨

 

⚫︎カルシウム・タンパク質・ビタミンC・亜鉛

カルシウムやビタミンC、亜鉛は皮膚バリア(タイトジャンクション)の保全に絶対必要です。

カルシウムはサプリでなくとも「牛乳(冷えたもの/カルシウム+タンパク質)」で代替可能。

皮膚の再生力・痒み抑制作用が相乗効果で高まる。

牛乳には、抗炎症・抗アレルギーの「ラクトフェン」も配合。

※牛乳アレルギー・不耐症の方はサプリメント推奨。

詳細は↓

 

 

 

高容量ビタミンDを摂る場合の副作用

(マグネシウム・ビタミンK2があればリスクはかなり低い)

食欲不振、体重減少、多尿、不整脈などの非特異的な症状を引き起こす可能性がある。 さらに深刻なことに、カルシウムの血中濃度を上昇させ、血管や組織の石灰化を引き起こし、その後、心臓、血管、腎臓に損傷

 

副作用リスクの排除

マグネシウム・ビタミンKとセットで摂ると、高容量ビタミンDによる副作用のリスクは著しく低下。

さらに、乾癬のような自己免疫疾患者はビタミンDが効きにくい=副作用が起こりにくと言う事実もいくつかの研究で判明。

 

例えば

自己免疫疾患者の10000IUは、健常者にとっての1000〜2,000IU(イメージ)

 

ただし、高カルシウムには注意していただきたいのでひと月〜2ヶ月に一度の定期的な血液検査を推奨(ビタミンD・PTH・カルシウム濃度の確認)

 

 

↓↓もっと詳しく↓↓

 

ケース1(5ヶ月で完全治癒)

30年以上の乾癬患者/全身の強いかゆみ・紅斑性鱗状斑/血中ビタミンD量11ng/ml(相当低い)/PTH 65pg/ml

(ギリギリ標準値)

 

[方法]

30000IU2ヶ月間摂取→PHT 37.5pg/ml(約28ダウン)

成果が出たので25000IU(ー5000)に減らして3ヶ月継続→3ヶ月後かゆみが完全になくなり疾患も完全治癒。

その後、再発防止のため1日20,000IUを継続

※イオン化カルシウム濃度は4.26mg/dlで標準値

 

ケース2(3ヶ月で完全治癒)

4年以上の乾癬患者/手のひらと足裏に強いかゆみ・鱗状の発疹/血中ビタミンD量45ng/ml/PTH 37.5pg/ml

(標準値)

[方法]

30000IUを3ヶ月間摂取→完全治癒/PHT 21.2.2pg/ml(約17ダウン)

その後は20000IU(ー10000IU)に減らし継続

※イオン化カルシウム濃度は1.25mg/dlで標準値

 

ケース3(3ヶ月で完全治癒)

12年以上の乾癬患者/顔にのみ症状発症/血中ビタミンD量9.44ng/ml(かなり低値)/PTH 52.2pg/ml(標準値ギリギリ)

※イオン化カルシウム濃度は4.26mg/dlで標準値

 

[方法]

重症のため60万IUを一回投与→その後毎日30000IUを2ヶ月間→PTH35.38(約-17)→もっと下げる必要があったので45000IUに増量し4ヶ月継続→完全治癒→毎日15000IUのビタミンDで維持

 

まだまだ症例はあるのですがキリがないので詳細知りたい方は出典をご確認くださいhttps://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772613422000014

 

 

ビタミンDでなぜ乾癬が治るのか?

・高容量VDをでPTHレベルが低下

副甲状腺ホルモン(PTH)が上昇するとかゆみが強くでます。

高容量ビタミンDを摂取することでPTHが低下しかゆみが軽減。

 

・ビタミンDは表皮角化細胞の分化異常を抑制

乾癬は免疫細胞(th17・樹状細胞)の異常により皮膚細胞の分化異常によって引き起こるが、ビタミンDは異常な免疫細胞を落ち着かせることで皮膚細胞の異常が治る

 

・ビタミンD受容体増加による皮膚バリア増強

全ての細胞にビタミンD受容体(VDR)が存在。皮膚ではVDRは皮膚バリアを強化します。

 

アトピーや乾癬疾患者(ほぼすべての自己免疫疾患)ではVDRの量を上げる必要があり

その方法が「高容量ビタミンD(+マグネシウム)」

VDRの量が増加すると炎症が治る。

 

高容量ビタミンD(+マグネシウム)を摂る→VDR増→炎症鎮火 +皮膚バリア回復

▶︎乾癬半年超改善

 

まとめ

高容量ビタミンDを摂ると

・かゆみの原因であるPTH(副甲状腺ホルモン)が低下

・乾癬の原因である表皮細胞の異常を抑制

・炎症が治り皮膚バリアが再構築

 

改めての留意事項

・当研究は定期的に血中カルシウム濃度などを観察して安全性を担保しています。

もし個人の判断でされる場合はひと月〜2ヶ月に1度の血液検査でCa濃度やその他異常が起きていないか確認推奨

・ビタミンDの血中濃度は300ng/mlまでは副作用がないということが判明(ただし100ng/ml以上で脱毛症状が出る場合も報告されているので脱毛症状がある場合は中止推奨)

・全て個人の判断責任においてお願いします

 

各無難アイテム(これを選んでおけばひとまず間違いない)

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⚫︎ビタミンD(10000IU)

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※今後のために5000IUもあってもよいかも

 

⚫︎マグネシウム(1日1000mg近く推奨)

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⚫︎ビタミンK2

https://x.gd/D2pRw

 

お願い

もし可能であればビフォーアフターのお写真をいただければ幸いです。

mail / kenbi.c.kenbi@gmail.com

 

 

出典

乾癬による高容量ビタミンD療法

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772613422000014

 

かゆみの原因

https://dialysis.medipress.jp/disease-and-cure/dialysis-complication/125

 

ビタミンDが欠乏すると・・

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210305_15th_shokuiku_s4.pdf

 

肌バリア(タイトジャンクション)を強化するビタミンC・D・亜鉛