ヤクルト・館山昌平投手(31)が27日、年が明けて初めて神宮クラブハウスを訪れた。前日まで約1カ月に及んだハワイ自主トレでは、サッカー日本代表候補で昨季Jリーグ新人王を獲得したMF柴崎岳(20)=鹿島=やプロゴルファーら他競技のアスリートとも交流。ブルペン入りは既に3度を数え、万全な状態で2月1日からの沖縄・浦添キャンプに臨む。やけた顔が新シーズンに向けた充実の仕上がりぶりを物語っていた。12月下旬から約1カ月にわたるトレーニングを終え、神宮クラブハウスに荷物出しに訪れた館山は「自分の状態を見ながらじっくりトレーニングができたと思います」と大きくうなずいた。
一昨年11月に右手血行障害の手術を受けながら、昨季は執念でローテを守り抜き、5年連続の2桁勝利(12勝8敗)をマーク。気温が低い場所では血行障害の影響が出るため、温暖なハワイに長期滞在し、体作りに集中した。「特別なことはしていないですよ」とサラリとしたものだが、トレーニングは早朝8時から、ときに夜10時まで。同行した後輩右腕の松岡は「館山さんが毎年活躍できるのは、あれだけやるからなんだと分かった」と悲鳴を上げた。ブルペンには既に3度入り、仕上がりは順調だ。滞在中はサッカー日本代表で「ポスト遠藤」の呼び声が高い鹿島MF柴崎やサイドバックの同DF西、ロンドン五輪の陸上男子400メートルリレー代表・飯塚翔太(中大)ら他競技のアスリートたちとトレーニングを行い、大いに刺激を受けた。
29日にキャンプ前最後のメディカルチェックを受けた後、30日に沖縄・浦添入りする予定。投手陣を背負う31歳は「向こうの気温を見ながら開幕に向けて調整していくつもり」と、自らの体と向き合いながら気迫の投球を見せる。