絶対温感 | BEN研究室

絶対温感

 

<寒暖差で体調不良って不思議>

「寒暖差が大きいので、体調を崩さないようにご注意下さい」とよく言われるが、疑問だ。気温差が健康に悪いのか?それも昨日よりも5度程度最高気温が違うだけで体調不良って起きるのか?昨日今日の最高気温より、毎日の朝と昼の寒暖差の方が大きいのにおかしくない?

 

 

 

<サウナで健康>

気温差が身体に悪いなら私の大好きなサウナは殺人的だ。気温90°Cのドライサウナから水温18°Cの水風呂に入るから72°Cの温度差を繰り返すのが気持ち良い。アドレナリンからエンドルフィンから分泌されて、交感神経を高めてから副交感神経への転換まで起きるそうです。抵抗力が高まると言われています。「温度差は体に良い」とサウナーは実感しています。

 

 

 

<現代人は年中生活時間の9割を25℃で暮らしている>

私は長時間居る場所には温度計を置きます。自宅の居間と会社の机の上です。すると私は年中約25°Cの定温で生活している事がわかりました。自宅は空調設備が多少貧弱なので、夏は多少上がって27〜28°Cとなることもありますが、生活時間の9割以上を25℃の室温で暮らしていることがわかります。

 

 

<絶対温感の服装>

私は絶対温感で服装を変えて生活する事にしています。

夏でも冬でも居住室温は25℃ですから、年中同じ服装になります。自宅ではTシャツとトランクスの2枚で過ごしています。四季の変化があっても、それは通勤時に電車に乗るまで短い時間のことだけです。満員電車内は25℃以上にですね。オフィスに着いたら上着やコートは脱いでハンガーに掛けます。長袖シャツなら袖を捲って年中半袖シャツ状態でオフィス内で勤務するわけです。外出して客先に行く場合も先方オフィスに着けば上着は脱ぎます。

冬も通勤の短い間に必要最小限の防寒着で済ませますが、その短い間に寒さを感じても風邪をひくことはありません。

これで年中体の体温のための発熱量は一定に保たれます。

<冬の厚着は風邪をひく>

逆に多くの人が、冬は長袖の上にニットまで着て勤務先のオフィス室温25℃の中で働いています。こうなると体は発熱量を低く抑えることに慣れてしまい寒さに対して脆弱な状態になってしまいます。長袖を着ているのに23℃の室温に「寒い!」と叫ぶ人いませんか? 夏なら涼しくて快適な室温なのに耐えられない体になっています。年中同じ服装の私は半袖で「涼しいね」と絶対温感で快適に過ごせます。
こうして冬に暖かい防寒着を着ると風邪をひくという皮肉な事が起きるのです。防寒着を着たまま常夏のオフィスで執務してはいけません。

 

<衣替えすると風邪をひく>
年中9割の時間は25℃の室温で過ごすということは、常夏の国に住んでいるのと同じです。年中9割の時間着る夏服は年中必要で、通勤時や旅行の時だけ、上に羽織る防寒着を着るわけです。だから夏と冬の入れ替えは不要です。

冬に長袖の下着を着て、ニットを着て出勤して25℃の室温に慣らすと、発熱量が少ない汗をかかない体にしてしまうから、衣替えは冬風邪の原因となっていると思います。もしかすると、夏に汗をかけずに熱中症になりやすい体にもなっているかも知れません。

 

<猛暑日の服装>

私は夏35℃でサイクリングするときは5Lの水を飲み、ボトルの水を身体に掛けながら走るので熱中症防止出来ています。頭からお尻までずぶ濡れですけどね。8時間くらいかけと150km走っって、そのままサウナに入るのは夏冬変わりません。

 

 

<日本の住宅事情>
自宅の室温を25℃に保つのが難しい場合は、断熱性と機密性が足りないのかも知れません。マンションは大丈夫ですが、日本の一戸建て住宅の多くは欧米の省エネ・断熱性能基準を満たしていません。日本の居間室温調査で、北海道は最高の約20℃だが、東京大阪は約17℃、最低は香川県の13℃でした。冬の死亡率は室温が低いと上がります。25℃を保てない住宅は改修が必要だと思います。

 

 

<冷たい飲食は、ほどほどに>
年中9割の時間25℃の生活ですから、室内での飲みのは年中変わらず、冷たい麦茶と熱いコーヒーやお茶です。食事は年中変わらず温かいものが中心です。ざるそば、そうめん、冷やし中華も食べますが、夏でもさして頻度は高く無い。夏のサイクリングで5Lの水を飲む時も、冷たいと吸収が悪くなるので、生ぬるいまま頂きます。

冷たいものは、猛暑の外気温の中から室内に退避した一瞬だけで良いと思います。内臓を冷やす必要が起きたら、それは重度のの熱中症です。救急車を呼びましょう。熱中症防止を目的に体温を下げたい時は水浴びが一番です。全身が無理でも、頭、首、腕、胸、背中と水をかけて、濡らしたタオルを首に巻きます。

三浦半島を走るときには、海水浴客用の施設を利用しております。