安保関連法案が参議院で可決された。
国会前は連日反対派で埋め尽くされ、今日も参加者は減ったようだが続いている。
テレビでも反対の意向を持った放送が圧倒的で、中立公平を建前とした放送法違反しているとも思われる発言もあり、放送の在り方が心配になるほどだ。

自身が賛成か反対かと問われると、どちらとも言えないのが本音だ。
理由は内容が分からないからである。
余りにも法案が多すぎ、理解するのは自分では無理だと思う。

だから賛成とも反対とも言えない。



国会前の反対デモに参加した人と話したことがある。
この人に政府の答弁で、余りにもハッキリしない事が多すぎて判断に迷うと言ったところ、逆に当たり前でしょうと言われた。
詳しくベラベラ話すと手の内をみせ、相手国にここまでなら大丈夫と思わせてしまい、逆にぎりぎりまで挑発を受ける可能性もあるとか。
成る程と感心したものの、相手は反対派。

一瞬戸惑ってしまった。


今回の問題、国民にも責任が有るような気がしてならない。

民主党政権が大失政をし、手のひらを返す様に、多くの人が自民党に投票した。

自民党には憲法を改正をしたい雰囲気が元々有り、特に安倍さんにはそれが強く出ていた。

当時そのような報道もされていたのに、選挙前に国民が気が付かないのも不思議だった。

自民党の大勝利に自身は憲法改正に国民も賛成しているのかと思った位だ。



事実上の首相になる党首選では安倍さんと石破さんの戦いになった。

地方の党員投票では石破さんが勝利。

ところが国会議員投票で安倍さんが逆転勝利。

経済政策は手腕を発揮、大臣のスキャンダルも無く内閣支持率は70%を超す勢い。

確かにデフレ傾向は治まり、経済が活性化してきたのは事実だった。



憲法改正には手続き上も難しく、制定まで年月がかかるのは当然で、憲法の拡大解釈で強引に推し進めたのは明らか。

当然、多くの問題点が出て野党からは批判を浴びた。

だが、こんな法案でも、自民党や公明党党員に誰ひとり反対することなく賛成したのは、改めて見事と言うしかない。

民主党なら執行部案もまとまり切れずに、挙句の果てには党の分裂まで起こしてしまう。

ここが一致団結できる、自民党の魅力であるかもしれない。


この法案、憲法違反で裁判を起こす手続きをする動きも有る。

憲法学者でさえ、憲法違反と言う人も居れば合憲と言う人も居る。

難しい解釈の中、裁判官が公正な判断を出来るとは到底思えない。

どっちに転んでも、裁判官が批判を受けるのは間違いない。



日本人が作った憲法だが、それを正しく判断出来る人がいない。

しかも一度作った憲法を、いつまでも改正しない国は珍しいと言う。

世の中はどんどん変わっていくのに、変えようとしないのも不思議。

日本人と言うのは、つくづく保守性の強い国民だと感じる。