鬼怒川の堤防が決壊し、常総市で大きな被害が出ている。
夜間になり危険でヘリが飛べず、人命救助も明日の朝まで持越し。
その間も濁流は絶え間なく、町を襲っているので、取り残された人々は恐ろしい夜を過ごすことになる。
本当に気の毒だ。
今回の決壊現場、国交省のシュミレーションで一番被害が出る決壊場所のすぐ近くだとか。
その為、堤防のかさ上げ等の計画をしていたそうだが、間に合わなかったと言う。
かさ上げの費用の何倍の損害を被った事だろう。
こんな危険な場所どこにでもあると思う。
カスリーン台風の時、埼玉県の栗橋付近で利根川の堤防が決壊し、その水は江戸川区や船橋市まで被害を与えたと言う。
今回も数日、水の流入が止まらず、まだまだ広範囲に浸水被害を及ぼすと言う。
以前、カスリーン台風の利根川洪水の話を聞いたとき、この話は戦後間もない頃で、今は堤防も立派になりこんな洪水はあり得ないのではないかと思った。
だが、河川管理者の人はあり得ると話していた。
川の状態は日々変わると言う。
だから堤防が立派になったからと言って、油断は出来ないとか。
昔老人に聞いた話だが、利根川の上流の群馬や栃木で700mm以上の雨が降ると、氾濫する可能性が有ると聞いたことが有る。
前線が停滞し、のろのろ台風だとその可能性が有ると言っていた。
今回の鬼怒川決壊も、栃木県の山間部で総雨量は700mm近くに達している。
その老人の語っていた事は、本当だったと改めて感心している。
専門家は国の一級河川で堤防が決壊するなど考えられないと言っていたのだが。
今回はこの考えが間違っていたことを証明した。
確かに50年に一度の豪雨だったのだが、温暖化でひょっとしたら、数年に一回の雨になりうる可能性もある。
300年に一度の水害に備え、スーパー堤防を造ろうと言う話が有った。
だが民主党政権下、税金の無駄使いとして取りやめになった。
膨大な費用が掛かり、確かに300年に一度の為にと言う気もしないでは無い。
だが、今の異常気象ではこの先どうなるか心配だ。