安全保障関連法案が衆議院平和安全法制特別委員会で可決された。

明日衆議院で可決され、参議院に送られる。

反対する国民は国会周辺で抗議行動を起こしている。

今回の安保法案は、確かに分からない事が多く、運用に於いても難しいだろう。

判断するのは時の政府。

与野党が逆転したとき、紛争が起きた場合どうするのだろう。


一見自民党の暴走とも思えるが、これも国民が選んだ議員で決めた訳だ。

投票した議員は反対派だったとしても、議員総数ではどうしようもない。

こんな事が起こるのは、分かり切った事。

余りにも自民党を勝たせ過ぎた。

今回の法案しかり、原発の再稼働しかり、国立競技場の問題もしかり。

アンケートでは反対する国民が多い中、推し進めようとする。


国立競技場は民主党政権下で決めたと責任転嫁。

だがデザインを決めてから、今までに2年以上も有る。

前政権が決めたことの、見直しは現政権下にあるはずだ。

しかも見直すどころか、そのまま進める判断をしていた。

裏で誰かの圧力が有るのだろう。

今夜のニュースでは、見直しの方向を検討している様だが。

そうすると、間に合わないと言ったのは嘘だったのか。

もっとも現行案でも間に合わないと言う建築家もいるのだが。


今回の自民党の暴走態勢を取らせたのは、国民にも責任が有るのは間違いない。

民主党政権時代が余りにも酷く、本来は反対政党になるべき民主党に投票しなかった人も多いはずだ。

共産党や生活の党等に投票した人もいるとは思うのだが、結果に於いて暴走を止める議員数にならなかった。


だが全てが国民の責任とも思えない。

選挙制度の不備だ。

一票の格差が大きすぎる。

最高裁も違憲との判断まではするのだが、選挙の無効までは言わない。

法の番人の考え方もおかしい。


今、人口の少ない県は合区で議員数を減らし、格差を縮めようとしている。

だが自民党案では、相変わらず裁判所の判断を満たしているとは言えない。

もっともこの政党は、法を自分に都合の良いように勝手に解釈するから始末に負えない。

民主・公明案だと自民党議員は大幅に減る可能性も有る。

政府が分裂した案を出すと言う、おかしな構図。


保守は人口の少ない地方に強く、人口の多い都会は革新が強い。

今の格差のままでは、国会に意見が反映できるはずが無い。

だが、選挙制度が改革されても、本当に国民が信頼する対抗勢力が出て来るのだろうか。

それが一番の問題だ。