事実上のデフォルトに陥ったギリシャ。

国民はEUの財政改革要求に、国民投票の結果、ノーを突きつけた。

チプラス首相と共に、国民は自国で改革をしていくしか無くなった。


EUは話し合いの門戸は開いていると言うものの、チプラス首相にはEUを説得させるような打開案を持っているとは思えない。

緊縮案を否決してそれを国民が支持している以上、国民に対しても安易な妥協は出来ないはず。

しかし、EUからの流動資金が止まれば、経済がストップするのも目に見えている。


政府は急場をしのぐためか、国民投票を有利にするためだったのか、公共料金や携帯電話代まで無料にしている。

結果、国庫は更に空になって来ているだろう。

政権維持の為、ばらまき政策をやっているのだが、今が良ければいいと言う国民性では、何の疑問も持ちそうで無い。


当面7月14日にはサムライ債の117億が償還だが、これが出来るかどうか。

その後7月20日は欧州中央銀行に対し4700億円のギリシャ国債の償還が有る。

現状から見ても返済は難そうだ。

そうなると欧州中央銀行は、ギリシャ中央銀行への更なる融資は出来無いと思う。


EUを脱退しユーロから抜け出せばその時は政府が通貨に変わるものを出すと言う。

政府は保証するとは言うだろうが、実質の信頼度は無いだろう。

特に輸入に頼る国と言うから、外国から見ればそんな紙切れ信用するはずは無い。


本当にギリシャ国民は楽天的だ。

EU各国で一番の怠け者の国はどこかと聞くとギリシャ。

一番の勤勉な国は聞くとドイツ。

一方ギリシャ国民に聞くと、一番の怠け者はドイツで、一番勤勉な国はギリシャだとか。


ギリシャは危機の原因を金を貸したドイツやEUにあると責任転嫁。

債権放棄を頼んでくるのは間違いないと思う。

こんな国にその後融資を続けるのは、ざるに水を注ぐようなもの。


ロシアは軍事上の要として、ギリシャに接近したがっている。

中国も軍港にするためか、港整備をやると言う。

EUとしても喉元のため、おいそれと離脱させたくない。

痛し痒しだ。

明日明後日に果たしてどんな解決案が出されるか注目だ。