年末年始を前に、子供と孫が帰ってきた。

孫に冬休みになったら来ていいと話したのを覚えていたらしく、休み入ると同時にうるさく言うので、仕方なしに来させたとか。

子供が出勤するのに合わせ連れて来てもらい、東京駅で孫だけ引き取って連れて帰る。


だが孫の扱いは慣れてないだけに大変。

嫁の実家に近いだけに、内孫にも関わらず外孫状態だ。

躾けのやり方も異なり、甘えん坊で叱り方も分からず、四苦八苦。

正月を前に、帰り本音はホッとした。


子供も仕事が終わって帰ってきて話を聞くと、仕事が大変になりそうだ。

仕事の話をするとついつい、立場を自分に置き換えて見てしまう。

旅行が有ると言っては休みを取り、家族が病気と言っては休み、気楽な下っ端社員と思っていた。

自分には考えられない家庭重視で、出世どころか退職勧告など出ないのかと心配だった。

以前子供の話を聞いた時、多くの人が仕事が出来ず退社していくとも聞いていた。


ところが、上司の部長の異動に伴い、今度部長になると言う。

出世の話は今までなく、いきなり部長の話にビックリ。

しかも、部下は60名もいると言う。

年下は僅か数名しかいないとか。


部下と言っても学閥が強い会社で、AやBランク大学出身者。

本人は俗にいうFランク大学しか出ていない。

転職を重ね、今の会社に入れた事さえ、奇跡に近い感じしかなかった。

人事課は何に魅力を感じ採用したのか、当時から知りたいと思ったものだ。

中小企業で入社試験の面接もやっていた自分なら落とすレベルである。

ただ就職後、英会話や資格の取得を重ねていたのは知っていた。


まだまだ世間知らずも有り、本当にやり遂げることが出来るのかと心配だ。

最高齢は定年間近というから、更に大変だと思う。

年相応の出世なら良いのだが、余りにも早すぎるのもどうかと思う。


30代の若僧の部下になった人は、はるかに大変だ。

今は年功序列の時代では無いので、仕方ないと言え腑に落ちないだろう。

逆に言えば、子供もいつ転落するか知れない。

本人も認識しているらしく、そんな事が無いようにしようと言っているが、空回りしない事を祈るだけ。

まあ失敗したとしても、若いだけに取り返しは付くのだろうが。

自分にとって今年一番の驚きだった。