北朝鮮の拉致被害者再調査のニュースには驚かされた。

常に解決済みの立場を崩さず、今回も相変わらずだと思っていたのだが。

案の定、スウェーデンでの日朝会議では、一旦物別れに終わった。

そして今後の協議の可能性は残しつつ、再開の日程さえ決まっていなかった。


それが、昨夕いきなり再調査で合意と発表。

しかも、朝鮮中央テレビでも放送するくらいの、力の入れよう。

対外宣伝的なものを狙っているのであろう。

海外でも驚きをもって受け止められたようだ。


逆に言えば北朝鮮は、国内は経済的に追い込まれた状態にあるのだろう。

その為に日本の制裁を少しでも緩和してもらいたい。

頼りにしていた中国も最近は北朝鮮と言うよりは、韓国の方に足が向いている。

報道によると、中国から北朝鮮への原油の輸出は4月まで3か月間0だそうだ。

これでは国内経済が行き詰まるのは明らか。


そこで、日韓、日中の関係悪化に乗じ、北朝鮮は今日本と話し合うのが有利とばかり、直接的に話を進めて来たものと思う。

しかし、今までは北朝鮮には騙し続けられた。

本当に信頼していいものかどうか判断に苦しむ。

被害者家族も高齢になっているだけに、今度こそは真剣に拉致問題に取り組んで欲しい。


日本も一応、取り組みに応じた制裁解除をやるという。

万景号の入港は、実質的な効果が無い限り認めないとか。

ただ国際的には、制裁対象国となっており、日本だけが緩和するわけにはゆかない。


アメリカも、好感をもってこの話を聞いている様子は見えない。

やはり核ミサイル問題の解決を優先しているからだろう。

北朝鮮も経済を立て直すには、拉致問題の解決だけでなく、核やミサイル等他国を脅かしている兵器を廃棄し、国際社会に受け入れてもらうしかない。