今朝、叔父の姓を語る電話を妻が受け取った。

電話に出ると、お兄さんですかと聞かれ、一瞬戸惑ったが従妹からの電話だった。

叔父が数日前に亡くなり、家族葬で済ませたとの連絡だった。


母が亡くなって以来、叔父には会っていない。

ましてや従妹と話したのは、小学校時代で彼女は幼稚園位だったろうか。

叔父の思いではほとんどない。

母が叔父である弟は東大に行けるくらい頭がよかったのだが、貧乏で学校に行かせることが出来なかったと、話していたのは覚えている。

話によると母は自分の叔母から援助を受け、どうにか女子高まで行かせてもらったようだ。

弟を大学に行かせられなかったことを、いつまでも悔やんでいた。


叔父に対する思い出と言えば、大阪の映画館で3D映画を見せてもらい、飛び出してくる画面を見て驚いたのを覚えている。

従妹にそんな話をしていたら、逆に我が家で飼っていた鶏に餌をやったのを覚えているという。

こちらは、彼女が我が家に遊びに来たことさえ覚えはない。


母親側の親戚は、叔父叔母で知っているのはこの叔父だけ。

あと二人叔母がいたようで、一人は九州に住んでいて小学校時代訪ねた覚えが有る。

もう一人はアメリカに行き音信不通と聞いている。

叔父に一度母の事や、叔母の事を聞いておきたかったのだ、それも出来なくなった。


母へ援助してくれた関係で、母の従妹とは何度か会っている。

だが、その方々も昨年から訃報続き。

年齢的に仕方ないとは思うのだが。

自分には親類とは殆ど縁がなかった。

親戚が離れすぎているせいもあった。


父が亡くなった時、遺品を整理していたら、若いころの母親と思われる写真が数枚出てきた。

だが、母と言う確証が出来ずにいた。

写真は自分の、妹と見間違うほど似ている。


ただ、父は伯母の事を、妹にそっくりとも言っていた。

未だに、母親の若い頃か、伯母若い頃か分からない。

父も親類や母に関して話すこともなく亡くなり、もっと聞いておけば良かったと反省するが、今更どうしようも無い。

子供に父母の若い頃の写真を渡しておきたいのだが、確認が取れずそれも出来なくなってしまった。