昨夜の飲み会で、知人の船乗りに聞いたところ、救命ボートは甲板でボタンを押さない限り、残念ながら使用できないそうだ。

水圧で自動的に開くと思ったのだが、よほどの圧力が掛かれば別だが、ボートは自動的に海に浮かばないようだ。

ただ操作は簡単で、収納ケースにボタンが有り、それを押せば良いだけの事だそうだ。

昔は船から脱出の際は、ボートを下すという作業が有ったが、今は誰でもできるとか。


ただ、甲板は船員以外が上がることは無い。

この知人も救命ボートが浮かんでいなかったことに、疑問を感じたという。

客船においては避難訓練を船員は徹底してやるそうで、全く出来ていないと驚いていた。

ましてや救助信号を出して、沈没まで2時間半も有った。

十分に避難できたわけで、誘導すべき船員が先に逃げるなど考えられないとか。、


日本から海上保安庁の救難隊を出そうとしたが、韓国に断られた。

ただ行くとしても、準備などに相当の時間がかかり、救出は困難であろう。

特に水温が、10度程度しか無いそうで、体が濡れてしまえば生存の可能性は極端に低い。


しかも水中の視界は悪く、潮流も速いと言う。

訓練された日本の海猿達といえども、生命の危険性が有る。

まして韓国との合同作業となると、言葉等の意思疎通に問題が出てくるのは明らか。

自身としては断られた方がよかった気もする。


ただ行方不明者の家族はどう思っているのか。

一人でも多くの救助隊が欲しいと言うのが普通だと思うのだが。

それでも、日本の救助を断った政府を正しいと評価するのだろうか。

自分の家族が乗っていれば、どこの国でもいいから助けてほしいと思うのだが。


現地対策本部も状況が未だに把握出来ていない気もする。

行方不明者数も、沈没当初と殆ど変わっていない。

部屋に空気が有り、しかも水が来ていない所で、救助を待っていたたら、ひょっとしてとも思うのだが。

食料も水も無く、しかも真っ暗な状態。

奇跡を願うしかない。


船員の初動体制の悪さははっきりしているが、行方不明者の家族も政府の対応を非難し始めた様だ。

日本製の船だったとか言って、相変わらずの責任転嫁で逃れようとしていたのだが。

船の改造や船員に対する教育は、韓国の監督官庁が指導しているはず。

もう政府の言い逃れは出来ないと思うのだが、ただ国民性が違うので考えさえ分からない。

全てがお粗末に見えてくる。