オリンピック開催地決定まであと2日。

本命と言われている東京、予断を許さない。

投票権を持つIOCの委員だが、日本にとって不利な状況が有る。

韓国と中国。

特に中国のやり方では、援助国に対し圧力を掛けるのも間違いない話。

アフリカの半数中国から援助を受けており、中国の意向に従い東京に投票しない可能性も。

中国では中立で対応するとは言っているものの、国内的に東京に入れるのは躊躇するかも知れない。

スポーツと政治とは別と言う考えに立てば良いのだが、これだけは判らない。


一番問題なのは汚染水漏れ。

欧米は敏感に反応している。

日本では東京と福島は離れて安全だと説明するが、世界地図で見れば東京も福島も同じ場所に見える。

食品の安全性さえ、残念ながら絶対的信頼を得ていない。

日本人でさえ一部の人には信頼を得ていないのに、他国の人に納得させるのは並大抵では無い。

オリンピックの東京誘致に際し、政府は原発事故に対する諸外国の動向を軽く見過ぎたのかもしれない。


原発問題は、海外のメディアは事故当時から危惧し報道していた。

当時、メルトダウンは起きていないとの東電や政府発表が有ったのだが、それに対し海外メディアや海外の政府は当初からメルトダウンは起きていると伝えていた。

結果嘘の発表をしたとされ、東電や政府に対する不信感を世界中に植え付け、信頼は未だに回復しない。

今回のオリンピックの招致で、海外のメディアの質問が集中するのもそこにあるし、幾ら良い事を言っても日本政府の信用度は低いだろう。

日本に友好的なIOC委員は別にして、安全性から東京開催に危惧する意見もある。


政府もオリンピックを招致する以上、原発事故処理に対し、もっと早くから手を貸すべきだった。

東電任せで決選投票目前にして、汚染水漏れ事件。

日本では単純に漏れたと言う事で甘く考えているかも知れないが、海外では事故を起こしたと捉えていると考えても良い。

他国から見れば、日本の失政に他ならない。


今回の汚染水漏れは、新たな問題も抱えた。

今の計画では原子炉建屋の周りを、凍土で地下水の遮蔽壁を作る予定だった。

ところが、貯蔵タンクから漏れ地下にしみ込み、地下水と共に海に流れ出たと言う事は、タンク敷地そのもの含む広大な土地に対し、遮蔽壁を作る必要が出て来た訳だ。

漏れ出たところが特定され、汚染された土壌を取り除き、放射線がゼロになれば、良い訳では無い。

タンクの耐用年数も2年程度と言われているだけに、更に流失が起きる可能性も大。


これではタンク設置場所等広大な敷地の山側で、地下水遮蔽壁を作る必要が有る。

もし計画が変更になり、広大な土地を凍土方式で囲う事が出来るのか。

国の予算も更に増える。

自身、東京招致のメダルを付けて応援しているのだが、政府の原発後追い対策が、オリンピック招致を台無しにしてしまったとならないよう願いたい。

しかし選手のプレゼンが素晴らしく、東京に決まれば選手達が、失政を補って呉れたと感謝せざるを得ない。