飯島内閣官房参与が北朝鮮を訪問している。
訪問で拉致問題解決が出来れば、これ以上の喜ばしい事は無い。
しかしそんなに簡単なことでは無いだろう。
訪問の裏で北朝鮮の作為的な面が見えない訳でも無い。
北朝鮮は先の戦闘体制突入宣言やミサイル発射予告等で、日米韓は勿論の事、中国からも制裁を加えられ、八方ふさがりの状態となっている。
日本でも、実質上の北朝鮮大使館に相当する窓口が入っている建物が競売で、退去を余儀なくされ、活動拠点が無くなると言う危機に陥っている。
民間レベルでは問題も多く、日本政府が何らかの手を打たなければ、窓口は消滅する恐れも有る。
一見良さそうとも思えるが、組織が地下に潜れば危険な面も有る。
6カ国協議も再開されない中、議題は違うとはいえ、米中韓を出し抜き、話し合いを持つと言うわけだから驚かされる。
今回の訪問の件は極秘だったようだが、北朝鮮で報道された結果、世界中に知れ渡る事になった。
一説によると、米国さえ知らなかったと言う。
考えようによっては、北朝鮮も面白いタイミングをついて来たものだ。
日韓、日中の関係が上手く行っていないところで、日本に対し裏から手を打つ。
拉致問題や北朝鮮の窓口問題が話し合われるのか。
この時期、何かしたたかな策略が見える。
北朝鮮は制裁による経済危機で、動きは全く取れない状況だと思う。
経済で頼みの綱の韓国に対しては、一旦振り上げた拳はメンツも有りなかなか下ろせない。
味方と思っていた中国も、米国に同調し制裁は厳しくなる一方。
関係が上手く行っていないのは明らか。
ここで切り札の拉致問題を出して、日本を招き関係改善で、中、韓に揺さぶりを掛けようと言う考えか。
極秘で有るはずの訪問をあえて公開する事で、日韓、日中を引き裂こうとしているとしか思えない。
飯島氏は拉致問題は解決するとか、民放の番組で言っていたそうで、何らかのコネクションを持っていたのは間違いない。
わずかでは有るが期待を持って吉報を待とう。
しかし、今安倍政権の動きは素早く鋭い。
政権運営でも内部のごたごたは聞こえない。
問題発言やTPP反対も、結果オーライで打ち消されてしまう。
やはり政権運営は自民党が民主党に比べ、一歩も二歩も上だ。
