やっと、日本の技術の流出を防ごうという機運が出てきた。
昨年ルネッサスも官民ファンドで、海外売却を阻止した。
今度は、リチュムイオン電池に関して、同じように官民ファンドが、ソニーの電池事業を、日産、NECと共同で立ち上げる事業と、統合させる方向で検討しているという。
まだ予断を許さない様だが、成功して欲しいものだ。
ソニーはリチウムイオン電池事業を、シャープでも話題になった、台湾の鴻海に売却を検討しているとの事である。
海外に売却すれば、単純にソニーの技術が流れるだけでなく、下請けメーカーの技術が流れることも意味する。
中小の下請けメーカーにとっても致命的であろう。
技術が全てソニーのものであれば良いのだが、実際は下請けが開発して行ったといっても良いだろう。
身を削って開発したものが、真似をされ海外で安く生産されしまう。
ソニーと言えば、元の役員がサムスンに入社したとか。
この人には金だけを考え、愛社精神というのは無いのだろうかと思う。
若い人に愛社精神が無いと言うが、トップからこれでは。
今の時代、金や名声のためには、そんなことお構いなしなのだろうか。
日本は電機メーカーが乱立状態だ。
そして、海外競争での敗北から撤退を余儀なくされ、その売却先を海外メーカーに求める。
本来なら、日本のメーカーが買い取り、規模を大きくして行くのが理想だろうが、団栗の背比べの業績ではその余力も無い。
遅まきなが官も気が付き、海外への技術流出を防ごうという機運になったのだろう。
技術流出が平和利用だけなら、まだ許せる。
今は軍需産業に応用される。
これらの技術を持って、日本に対する攻撃兵器を作ることは可能だし、世界の軍事バランスを崩すことにもなる。
工業製品でさえ、輸入国に転落しつつある。
最近の円高でパソコン部品は、大幅に値段が上がっているそうである。
もはやパソコンは、国産部品は調達できず、日本では作れない状況に陥っている可能性さえあるかも知れない。
中国に対する防衛のための電子システムも、中国製で作る時代に入ったかもしれない。
農産物の自給率が言われるが、今後工業製品の自給率も考えなければならない時代かも。
