選挙が終わって、国民の選挙結果の意識調査が行われている。
概して、自民党政権に代わって良かったと言う意見が6割。
一方で自民党に勝たせ過ぎたという意見も6割近い。
この調査結果は予想通りともいえる。
自民党大勝の裏には投票率が減ったことや、政党の乱立で票を食い合った影響も出ている。
今の状況では、参議院選挙でも同様の形となり、自民党政権は盤石になるだろう。
先の選挙の小選挙区を、政党別得票数を政党別当選者で割り、一人当たりの平均当選得票数を見ると自民党11万票、民主党、維新の会は共に50万票、みんなの党70万票、公明党10万票、未来の党150万票となり、共産党に至っては470万票獲得しても当選者はゼロである。
小選挙区の場合は立候補者がいるか否かで、総得票数は変わるがそれにしても死票の数は異常とも言える。
言いかえれば、小選挙区の当選議員は地域を代表しているが、国民を代表しているとはとても言えないのではないか。
比例ではブロックの関係はあるが、こんなに無駄票は出ていない。
ちなみに比例では自民党29万票、民主党32万票、維新の会30万票、公明党32万票、みんなの党37万票、未来の党49万票、共産46万票、社民党142万票が当選者一人あたりの得票数となる。
一票の格差は約2.5倍が問題になっているが、これを見る限り小選挙区のあり方か定数の決め方に大きな問題があるとしか言えない。
国会議員の定数是正も含め、一番有権者の少ない鳥取県の50万人を定数1として、人口に応じて定数を決めればよい。
総有権者は1億100万人であるので、小選挙区の国会議員の定員は200人程度で済み、今の小選挙区の定員300人から大幅にカットでき、一票の格差も今の様な不平等さとは解消できるはずだが。
ただ、投票率が落ちると格差は広がるが、罰則の意味も含め翌選挙では実投票数で、議員定数を決めるとなれば、投票率の向上にもなるだろ。
なぜこんな事にこだわるかだが、この様な選挙制度のもと大勝した自民党が勘違いして、大多数の国民が支持してくれたと思う事にある。
その中で持論を通すために、見境なく突き進んでいく恐ろしさも有る。
安倍さんが今回の選挙演説を秋葉原で行った時、日本国旗に包まれ、まるでファシズムのような光景を目にした。
自分自身も考えは自民党寄りだし、日本の国旗は好きだし敬意を持って接しなければならないと思っている。
だが、一歩間違えばとんでもない方向に向かう事も大だ。
麻生元首相から、参議院選挙が終わるまで、憲法改正や国防軍の事は話すなと言われたらしく、爪を隠した鷹の状態で当面は進むと思う。
参議院選でも自民党の圧倒的多数となれば、いよいよ憲法改正や国防軍問題に進むだろう。
だが、参議院選挙でも、他の党の乱立で漁夫の利を得るのは間違いないだろう。
安倍政権には期待をしつつも、不安も隠しきれないのが本音だ。