ルネサスの、再生向けての取り組みが始まっている。
ただ、この会社をみる限り果たして再建出来るか、疑問を感じてしまう。
と言うのも、再建のための出資者がトヨタやパナソニックで、ルネサス製品の販売先でもある。
ルネサスの主力商品はマイコンであり、支援者であるトヨタやパナソニックにとっても重要部品の一つでもある
故に、自分達の製品を作り続ける為にも、ルネサスは必要不可欠なメーカーで有り、存続をしなければならない企業でもあると言える。
ところが再建する為には、ルネサスとしても利益を上げなければならず、主力マイコンは絶対的に値上げ要求をしたいものの一つだろう。
支援者で有りながら、メーカーの立場としては、厳しい時代に1円でも安く競争をしたいが為、値上げは飲みづらいだろう
しかしここはギブアンドテイクで行くしか無いかもしれない。
考えれば、矛盾した支援とも言えるが仕方ないだろう。
更にこの二社以外にも、大手電気メーカーも支援を行っており、経営上誰が主導権を取るのか、全く分からない。
現経営陣の信頼感は無いだろうし、当然業績悪化の経営責任もある。
複雑な支配関係が続きそうでは有る。
銀行や海外のファンドも支援をしているだけに、更に話はややこしくなりそうだ。
少なくとも海外メーカーに経営権が落ちれば、日本のユーザーが困るのは必至だ。
技術力は相当有りそうなだけに、新たな製品を開発も要求されるだろう。
国も重要な基幹産業であるため、支援を行うような様子だ。
本来民間企業に国が支援するのもおかしいとも思うが。
反面、日本のハイテクが海外に流出する事だけは避けたいものだ。
その為にも政府産業が一体となって、日本の企業を守る姿勢を貫くのも、致し方ないと考える。

