ソニーがオリンパスの支援をするとの報道が有る。
オリンパスは売上は8471億円、営業利益は353億円有りながら、巨額の損失隠しからその処理等で、最終損益は489億円の赤字に陥っている。
営業損益ではカメラを除き黒字で、そのカメラもタイでの洪水の影響も有ったようだ。
今期はリストラの効果なども出て、増収増益が見込まれ50億から100億円程の黒字に転換する見通しと言う。
一方のソニーは売上6兆4932億円、営業利益は672億円の赤字、最終損益は4556億円の赤字である。
更には同じように支援をしようと噂されているのが、パナソニックである。
売上7兆8462億円 営業利益は437億 最終損益は7721億赤字である。
ソニーにしろパナソニックにしろ巨額の赤字を抱えても、オリンパスに対する魅力は有ると思う。
一番は何と言っても医療機器分野で有る。
再生医療が盛んになる中、ソニーはブルーレイ技術でiPS細胞を基に細胞の取り出しや、パナソニックも同様にiPS細胞培養技術の確立を目指している。
医療機器メーカーとして、先駆者であるオリンパスの技術が加われば、ベストと考えるのは当然であろう。
ソニー支援の話をオリンパスは正式に認めていないので、今後他のメーカーの名前も出てくる可能性も否定できない。
日本家電メーカー大手8社の経営は厳しい状況だ。
シャープも売上2兆4558億円、営業利益は375億の赤字、最終損益も3,760億赤字である。
NECも同様に最終損益は赤字となっている。
日立、東芝、富士通、三菱は最終損益は黒字を確保出来たが、日立を除き前期に比べ軒並み減少している。
一昨年はデジタル移行やECOポイント等、一時的な特需が有りその反動が今年の3月期に来たようにも見える。
しかし、日本の家電メーカーの衰退は数年前から目に見えるよう出てきた。
韓国勢に海外はことごとく負けているようである。
以前は海外でも日本勢同士の戦いで有ったのが、今や日本勢は総崩れで有る。
国内においても携帯やスマホはサムスンが先行し、ホームセンターに行けば中国のハイアールが家電売り場を占めている。
大手家電販売店も、サムスンやハイアールで占めらるのも時間の問題かもしれない。
売上を見ても、サムスンに至って約22兆円で、日本の日立、パナソニック、ソニーの大手三社の合計売上約24兆円と同じ位である。
日本の家電メーカーはこのままでは共倒れになるか、中国などの海外メーカー次第に買収されて行くだろう。
そして、日本の技術の流出は、残った国内メーカーを更に苦境に立たせる原因ともなる。
鉄鋼メーカーなどは合併を繰り返し、海外に対抗してきたが家電は殆どそれが無い。
銀行も同様で旧財閥の壁を乗り越えても体質強化の為、合併を繰り返してきた。
日本の家電メーカーは、海外から見れば残念ながら過去のブランド背負った、町工場に過ぎなくなっているのかもしれない。
蓮舫さんでは無いが、やはり世界一を目指さなければ、2位や3位では淘汰される運命になるのだ。
