ギリシャの再選挙で、緊縮派の新民主主義党が約30%の得票率と、約130議の議席数を確保し第一党となった。
反緊縮派の急進左派連合の27%をわずかに上回ったに過ぎず、過半数は確保していない。
議会300議席の過半数を確保するため、連立を組む相手探しで有るが、第三党の同じ緊縮派の全ギリシャ社会主義運動が約30議席を確保し
ており、政権に参加するようであるので、連立政権が出来るのは間違いないだろう。
もし、連立参加が出来なければ、再再選挙に入る可能性も否定は出来ない。


小さなギリシャがこんなに世界を震わす存在とは思いもしなかった。
もし、反緊縮派が勝利しユーロ圏から離脱するとなると、リーマンショック並みの影響が有ると言う。
日本の株価も1000円ほど下がると言う。
ギリシャ国債をEU各国の金融機関が保持し、それが紙くず同然となる訳で、EU各国の信用度も失墜してしまう。
反緊縮派はその弱みを利用し、緊縮はしないけどユーロ離脱をほのめかしながら、支援を貰おうと考えていたようだ。


国民は痛みを伴う緊縮派を選んだ。
しかしその間、混乱により更にギリシャから金が無くなった。
銀行から金を下ろし、他国の口座に振り込んで、銀行も倒産寸前だ。
国にも金は無く公務員に払う金も、EUからの追加支援が無ければ、支払いは出来ないと言う。


緊縮派の政権が樹立出来ても、これから国をどう再建していくかが問題だ。
唯一の産業資源である観光は、混乱を恐れて観光客が来なくなった。
企業も高い税金や消費の減退で、国外への撤退が相次いでいる。
産業が成り立たない中で、働き口も見つからず、高い税金のみでは若者は逃げてしまう。


事実上破綻したギリシャに対しては、EUもただ単に金の支援だけでなく、自立できるよう産業面の直接支援も取り組むべきと思うけど、やはり内政干渉にもなりかねないのか。
それでもECは、ざるのようになったギリシャに金をつぎ込み続けるのか。
ギリシャ以外にも、スペイン、ポルトガル、イタリアと予備軍は次から次へと現れる。
まだまだ危機は終わった訳では無い。


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