我が家では知人の紹介で、高知県の農家から毎年ミカンを購入している。
ミカンは2種類あり、文旦と小夏と言う名前である。
購入量は今年は文旦が100箱で1トン、小夏も100箱500Kgである。
と言っても青果商では無い。
昔、家庭で食べる為に、農家で外観が悪く果物店や一般に販売出来ない規格外商品を、安く2箱位分けてもらっていた。
外観は傷が有り、大きさもまちまち、そして中の粒も大きさはバラバラ。
でも味は販売品と変わらず美味しい。


近所の人にお礼として少し分けていたら、いつの間にか食べた人や口コミで、10箱、50箱と増え続け、今年はついに100箱となってしまった。
農家からもそんなに売り物にならないのは出来ないとよと悲鳴上げられ、今年は不足分を売り物から融通して呉れた。
もうこれ以上、手に入らないので追加は断り続けているが、来年を考えると恐ろしい。
肝心の我が家が口にするのは最後で、今年の文旦はひと箱も手に入れる事が出来ず、農家の人に話したら自家用なのか、更に見た目が悪い文旦
をタダで少し送ってくれて、それを初めて口にした。


農家では、毎年良い商品が出来る訳でなく、昨年は雨の影響で販売出来ない商品が大量に出来、それを処分するのに困っていたようだ。
昨年は70箱取り寄せたので、農家も困っていただけに非常に喜ばれた。
今年は出来が良かったようだが、味は昨年が良かったとも言う。
何となく見た目が悪くなる時が、味が良くなるようだ。


規格外商品は地元でも販売しているようだが、回りも農家で同じように売るので、地元で消費できる数は限られるのだろう。
ましてや地元では価格としてはタダ同然だろうが、一応都会や県外で販売できるとなれば、それなりの価格は付く。
我々は安いと思っているが、地元の人からは高いと言われる。
しかし、果物販売店でもそのものが無いし、見つけても3倍も4倍もし、べらぼうに高い。


特に小夏と言うミカン、食べ方さえ分らない人も多いだろう。
リンゴの様に皮をむいて、ざく切りにし袋ごとそれも普通は取り去る白い綿の部分も食べる。
綿の部分に甘みがあって美味しいのだ。
剥いた皮はマーマレードにしても美味しい。
食物繊維も多そうで、気のせいなのか食べた翌日の便通は非常に良いような気もする。


この小夏あまり馴染みも無く、近所にあげても文旦と比べ評判は良くなかった。
ところが、規格外の小さな小夏を食べさせたところ、一挙に注文が殺到し始めた。
大きい小夏には大きな種が数多く有りそれが嫌われ、規格外の小さな小夏には種が無いのだ。

文旦と同じように小夏の注文も多くなってしまった。


他にも農家の人だけが美味しさを知っていて、見た目が悪く破棄しているものも多くあると思う。
青果商等では見た目が悪ければ、美味しくてもいちいち説明をする手間も無く、販売にはやはり不向きだろう。

こんな商品が隠れているかと思えば、本当に勿体ないような気もしてくる。


自分としても重いミカンを運び込んだり、希望者に分配する手間や追加注文や支払いなど、得をするわけでもなく、面倒で止めたいが余りにも希望する人が多いのと、農家の方

の喜びを感じると、止めるわけにもゆかずと言ったところだ。

TOMのブログ
評判の良い規格外小夏(何とかひと箱だけ残した)