今年の春卒業した大学生の就職率が93.6%で、過去最低の昨年より2.6%上昇したとの事で有る。
2008年以降就職率の下落続いていたが、やっと上昇に転じたようだ。
高校生も94.8%と1.6%アップしている。
高校生の就職率を見ると被災した岩手、宮城、福島は全て97%上回り、平均から見ても大幅に上回っている。
経済環境も東日本大震災の特需があるかも知れないが、今のところ上向き傾向には有るようだ。
ただ今後はヨーロッパの信用不安から、ヨーロッパへの輸出が多い中国経済の低迷、そして中国輸出が最大のシェアを占める日本にも、影響が出てくる可能性も有る。
更に円高に加え、電力不足による産業活動の停滞は、来年度の就職率に陰りが出て来るかも知れない。
特に電力不足となる西日本ではその影響は大きいと思われる。
今回の就職率が上がった背景には、ハローワークが積極的に取り組んで来たとも言われている。
就職者も安定を求め、大企業や公務員に向かっていたものが、中小企業にも目を向け、就職率の向上につながったようだ。
大企業も今や社員にとって安定した企業で無く、リストラなど茶番時。
ましてや、大企業を取り巻く環境は厳しくなる一方だ。
中小企業は取引先の動向に左右される部分も大きいが、一方で技術力を持ってニッチな産業やオンリーワンで発展している企業も多い。
中小企業と言うだけで、人材が集まらず苦労していたが、新卒者が目を向けて呉れれば、企業にも活力や未来も見えて来る。
国の根幹においても非就労者、ニート等の非正規就労者が多くなれば、税収や社会保障などの歳入は減り危険度はたかまる。
将来においては、未納が故の社会保障費が大問題になってくるはずだ。
納めている人の保障もままならない状況の中で、未納者までは手が回らないだろう。
その面でも就労者が増える事は非常に喜ばしい事だ。
経済活動が活発になれば、非正規労働者にも正規労働者としての道も開けて来る。
少子化で新卒者はどんどん減って来るので、本来なら人手不足になるはずである。
だが企業が求めるのは人材で有って、今は人手では無い。
就職しても、自己啓発をしなければ取り残される。
国内企業と言えども、優秀な人材を求めて日本人だけでなく、外国人にも窓口を広げている。
中小企業においても国際化は進んでおり、就職戦線も日本人同士の競争で無く、国際競争になっている事も忘れてはならない。