関越のバス事故以来、その管理者の責任が問われている。
安全を重視すべき交通機関としては当然だろう。
自分も以前、自動車関係部門が管轄に含まれ、責任者になった事も有る。
マイクロバス、トラック、乗用車をそれぞれ数台所持していた。
責任者としては毎日、事故が起きないか心配の種でもあった。
忙しい時期は、バスを保有している観光会社等から貸し切りバスを依頼する事もあった。
自社の社員とは違い、他社の運転手の管理は難しかった。
社員に対しては年2回、所轄の警察にお願いして交通の講習会も行っていた。
その効果か、任期中接触事故程度で無事に職務の遂行は出来た。
当然の事ながら、今回問題になっている運行指示書や運転日報も完備していた。
この業務から解放された時はホッとしたもので、それだけ車の運行は気を使うものであった。
今回のバス会社は指示書も無ければ日報も無かったようだ。
運転管理者も居なかったのではないかと思う。
こんな会社で保険はキチンとしていたか、心配でもある。
国では観光バスの場合、保険の加入を義務付けているようだが、責任を果たせるだけの金額が担保されていたか心配でもある。
今回事故を起した運転手、中国からの帰化らしく、乗客が言葉が良く分らなかったと言うのも頷ける。
道路にも慣れて無くバス会社の社長に対し、道路の不安を漏らしていたようだ。
バス会社の社長もそれに対し、運転手を一人付けたらしいが、体の具合が悪くなり、途中下車をしたらしい。
睡魔がずうっと有ったようだが、運転前の自己管理が出来て無かったのかも知れない。
この運転手、法律で禁止されている日雇いだったようだ。
バス会社の社長はインタビューで数年以上前からと言っていたが、どうも怪しい感じがする。
不思議なのは、運転手の自宅は3階建で中華料理店を営み、そこの従業員から社長と呼ばれていたらしい。
社長が何らかの理由で、バスの臨時運転手をやっていたようだ。
事故は単純に運が悪かったと言う問題で無く、起こるべくして起こったとも言えそうだ。
人の命を預かる者は、心して安全策を講じてもらいたいものだ。
