北朝鮮のミサイル発射時、国の連絡体制が問題になっている。
本来なら、発射確認と同時にJアラートで関係自治体に連絡する事になっていたが、その日は全くJアラートは鳴らなかった。
国は発射を確認していながら、知らせていなかったのである。
日本では、発射の瞬間は今の体制では独自に情報を得る事は出来ない。
アメリカ軍の早期警戒衛星で、ミサイルの熱探知をしたものを、アメリカ軍から情報を得て初めて発射の瞬間が分る。
上昇後、国内のレーダーやイージス艦のレーダーが探知し、軌道計算をし何処に向かっているかを判断する。
本来はアメリカ軍から発射情報を得た時点で、Jアラートを鳴らすはずだし、国民にも伝えるはずだ。
アメリカ軍の探査能力という機密上、直ぐに発表出来ないと言うのも考えたが、実際に防衛省は確認していたと後に発表した以上、それはあり得ないと思う。
政府は確認に時間が掛かったと言っているが、何の確認をしていたのだろうか。
その後の韓国の発表では、ミサイルは約2分以上も飛んでいるし、大気圏外近くまで飛んでいるはずである。
当然日本国内のレーダーは捉えていたはずだし、イージス艦も捉えていたはずである。
発射自体は明らかに日本側でも捉えていたはずである。
発射時刻に、石垣島かどこかのPAC3の配備基地で信号弾が上がったとも言っている。
確かにその時刻かは分らないが、テレビ映像で見る限り色のついた信号弾が上がっている。
その信号弾の意味するもは分らないが、基地自体は当然迎撃準備体制に入っていたと思う。
ところが国民は知らずに、何時発射するのか不安を抱えながら、通常通りの生活をしていたわけだ。
多分多くの人は発射から10分はかかると思っているので、自治体からの連絡が有ったら何らかの準備を整える人もいる事だろう。
それも40分もかかようでは、万が一日本上空で爆発し、破片が散乱し被害が出て現地のテレビが中継していても、只今確認中と言っているのだろう。
何か原発事故の時とそっくり状況の再現をした可能性さえある。
政府は前回、発射の誤報を流したと言っているが、今回ほど問題になっていないはずだ。
そんな事が有ったのかさえ覚えていない。
北朝鮮の軍事施設が何処に有るか、今の能力では正確に捉えていないだろう。
今回は発射場所や日時は発表されており、熱源をとらえた位置が発射場付近であれば、当然ミサイルの発射と捉えるべきである。
今回の件でハッキリ分った事は、日本の政府と言うのは危機管理は全く出来ないと言う事で有る。
同時に日本ではスピーディーやJアラート等のシステムに金を出しても、実際に緊急時には機材は作動せず、使う事も出来無い事がわかった。
使えない人にたちに世界一のコンピューターは必要ないのかもしれない。
政府の不手際により、日本やアメリカの防衛秘密が逆に暴露され、アメリカからの信頼も失いかねない。
世界に非常時に対応できない日本の危機管理能力や、大騒ぎして兵器を移動させないといけない防衛能力の低さを露呈したようなものだ。
