春の陽気に誘われて、梅の花畑に行った。
ミツバチが足に花粉を付け、忙しく花から花へと動きまわっていた。
しかし、この花の花粉や蜜にも放射性物質が付いているのかと、ふっと思ってしまった。
無粋な考えを持ったが、これも現実だ。


茨城のひらめが出荷自粛とか。
今までが自粛して無かったのか驚いたが、どうも基準の違いから来ている。
現在の基準は1kg当たり500ベクレルが100ベクレルに引き下げられるからだ。
どうもわずかではあるが、新基準を上回っているらしい。
茨城の名産品であるだけに、漁業関係者にとって痛手であろう。


これからは、基準変更に伴い今まで以上の出荷停止が、農産物や海産物で起きて来るだろう。
出荷規制は基準の見直しにより、東北、関東、東海、甲信越まで広範囲に広がる恐れも有る。
セシウムは濃縮され、何年もこの状態が続く可能性も有り、事故の恐ろしさをつくづく感じる。


ところで、原発の再開問題が取り上げられている。
産業界からは電力不足や電力料金の値上げから、空洞化を危惧し再開を願っている。
しかし、地元からは再開には激しい反発が有る。

自分自身は、原発反対派の非常識な行動を見ていると、逆に反発して再開すれば良いのにと思ってしまう。

ところが冷静に反対する人の話を聞いていると、やはり再開に慎重にならざるを得ない。
一度事故を起すと、本当に取り返しの付かない事を、思いっ知っているからである。

そして、どうも電力会社や保安院の言葉に、信頼感が全く無い事で有る。
今まで嘘を言い続け、今言っている事は間違いなく本当ですとはにわかに信じがたい。


しかし、反面地球の温暖化と言う問題も忘れてはならない。
自然エネルギーを増やせと言っても、直ぐに対応できる訳でなく、今は重油やLPガス等の化石燃料で発電所を最大に動かしている。
ましてや、排気ガスに目をつぶりながら旧の発電設備も動かしている事だろう。
そして、今まで使うことの少なかった企業の発電設備も利用し、多分非効率且つ大量の化石燃料を消費している事だと思う。
太陽発電のパネルを作る原材料の生産工程では、嘘か本当か知らないが環境汚染を起すと聞いた事も有る。


日本の贅沢な電気使用量は結果、北極の氷や氷河を溶かし、多くの動植物を絶滅に導いている。
そして南海のツバルでは、国自体が増えた海水で消えようとしている。
その周辺国も同様で、国を捨て移住の準備をしようとしている。
原子力でも、化石燃料でも国を失う。
便利や快適さを追い続ける事は、人間が絶滅へ向かっている事の現れなのか。
一方に集中すると、片一方の問題を忘れてしまう。

弱者の被害は無視されてしまうのだ。


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