昨日の原発事故の続きの話で、友人は海外からの情報や友人の誘いにも乗らず、恐れながらも逃げなかったし、我々も大丈夫だと踏んでいた。

しかし、アメリカを始め各国が自国民に対し避難命令を出し、その範囲は80kmとか250kmとか広範囲に及んだ。
250kmだとすると首都圏まで含まれている。
日本は避難指示が出たのは、わずか20kmの周辺市町村のみであった。
その差は何だったのか、原発の状態が把握出来ていなかった為なのか、未だに理解できない。

アメリカはハッキリとしていて、4号機の燃料保存プールが爆発で、水が抜けているとの判断があったようだ。
当初からアメリカは4号機の心配をしていた。
日本ではどちらかと言うと1から3号機の爆発が強烈であったため、運転を中止していた4号機は問題無いと感じていた。
もし、4号機の水が抜けていたら、当然燃料はむき出しとなり、現状のような避難範囲で済まなかっただろう。

原子力発電所の燃料は、運転中は鉄鋼製の圧力容器と更に格納容器に覆われているが、その燃料を保管する時は単純にプールに入れているだけらしい。
燃料は水に入れているのが一番安全で、後は建物で覆われているだけだ。
よって燃料プールが破損し、水が無くなると遮蔽物が無いため、放射性物質が大量に拡散してしまうらしい。
この4号機のプールも電源がダウンし、冷却できず危機を迎えたが、爆発によって別の配管が壊れ、水が偶然にも入った幸運もあったようだ。

政府自体も首都圏までの避難も考慮していたと言っている。
もし、4号機の燃料プールが破損、若しくは水が無くなっていれば、首都圏を含め大混乱になっただろう。
首都圏から脱出のため、道路は大混乱で渋滞、当時は鉄道も東海道新幹線を除きストップ状態、更にガソリンも無い、道路も通行止めが有り、避難指示が出た場合の大混乱ぶりが想像出来る。

事故後、茨城県の東海第2発電所で福島と同様の事故が起きと想定し、県内のバスをかき集めても、30km圏106万人の避難は不可能との結果が出たとか。
これが首都圏まで及べば、道路や線路に問題が無くとも、バスも電車も運転要員の確保も出来なくなり、避難は不可能と見なければならない。

今の福島原発の状態は解体中に、事故が起きないとも言えない。
4号機のプール上には壊れた大きなクレーンが載ったまま。
これが地震で崩れてプールを壊すかも知れない。
1号~3号機も小康状態を保っているだけで、決して安全な状態とは言えない。
福島原発の解体が終了するまで何十年もかかるため、再事故の可能性も含め避難手順を再度見直す必要も有りそうだ。

他の原発も再開に当たっては、ストレステスト以外にも、人口の多い地域に立地する原発では、避難が可能かも重要な課題となりそうだ。
いずれにしても安全と言う神話は無いと言うことを、今回学んだ訳だから。

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