シリアに対する非難決議をロシアと中国が拒否権を発動した。
安保理は機能不全に陥ったとの話だ。
西欧諸国やアラブ諸国が非難している中、これを喜んだのがイランとか。
拒否しているいずれの国も、民衆弾圧で有名な国ばかりだ。

一方のシリア国民は堪ったものでは無い。
国民を守るべき軍隊が、首脳を守るために国民に攻撃を仕掛けて来る。
ロシアも中国も自分達の政権を守るため、国民に対し銃を向けた国である。
中国に至っては未だにチベットに対し、軍隊を送り銃を向けている。
自分達は国民に向かってそんなことは無いとと言うのであれば、チベットは他国と言う考えだろうか。

首脳の安全と特権を守るため、軍隊を自分達の管理下に置き、旧態依然の先軍政治の国家と思えて仕方ない。
中国のように六カ国協議を取り仕切っていながら、友好国の北朝鮮の言うがままにしていたら核開発を許してしまった。
その北朝鮮の援助を受けシリアは核開発寸前まで行ったが、イスラエルの攻撃を受け核施設は破壊された。

シリアは取りあえず核兵器の開発は今はやっていないようで、当面イスラエルを巻き込んだ問題には発展しないのではないかと思う。
しかしロシア、中国が同様に肩入れをしている国にイランが有る。
最近はイランの強硬な開発推進に対し、イスラエルの軍事介入による混乱を恐れてか、ロシアも中国も制裁には表向きは賛成しているようだが裏では全く分らない。
イスラエルはイラン攻撃をこの春にも行うと言う報道が有る。
イスラエルも核保有は公然の事実とされている。

今回のシリアの問題に対しては、アラブ諸国も怒りを持っているようだ。
シリアから駐在大使を引き揚げるとも言っている。
アラブ諸国もそれに加担する国には、自由貿易の考えには違反すると思うが、石油を輸出しないと言ったらどうであろうか。
と言ってもそのアラブ諸国も民主化された国は少なく、同じ様に薄氷の上に乗っているようなものだ。

昔より自由になったとは言えロシア、中国も民主主義とは程遠い。
民主主義となれば、各自言いたい事言い、それを纏める訳だから政治手法としてはやりづらい。
逆に言うと民主主義の政治は難しいかも知れない。
これが出来る国の国民は、能力が一番高いのだろうと思う。

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