消費税の税率アップが検討されている。
どうも税率は税負担を軽くするため一挙に上げる訳でなく、段階的にアップする方法だと思われる。
いずれにしても、今後も上げざるを得ない状況に有るのは間違いない事で、段階的には実施されていくだろう。

そこで問題になるのが今の総額表示(内税方式)だ。
事業者間は基本的に外税方式を取り入れているところが多いので、そんなに問題は無いだろう。
一般消費者向けは基本的に総額表示を取り入れており、今後消費税の変更の度に問題になって来る。
昔は外税方式だったが、消費者が支払価格が分りずらいとの意見で、2004年にこの総額表示方式は取り入れられた。

その時我々はこの方式はコストがかかる上、税率を変更する際、大変な手間暇が掛かるとと言うので、大反対した。
しかし結果的に総額表示方式を取り入れた。
その際、小売業界には徹底した指導をし、必ず内税を表示させると担当官庁は発表していた。
ところが今はどうだろう。
結構飲食店の表示は安く見せるため税前価格を大きく表示し、支払い金額は小さく括弧で表示しているところが多数見られる。
この表示方法は明らかに違反で有る。
当初は取り締まっていたものが、今は官庁の怠慢からか見逃されている。

この総額表示は大変な労力と費用が掛かかった。
納入先によって外税方式と総額表示方式が有り、レジのPOSシステムで顧客を判断し、自動的に外税か総額表示を表示させるシステムを作った。
商品自体は事業者の間取引の為、値札は税抜き価格を表示していた。
その分税率が変更になっても、税率の項目を変えれば比較的簡単に翌日から変更できる。
政府の信頼の無さは昔からで、商品毎の税率の違いも出る可能性も考え、対応出来るようにはしてある。
あいまいな見解から消費税額の端数を四捨五入か切り捨てか、一品毎に税額を計算するのか、合計後税額を計算するのか、顧客に色々言われ買ってもらう立場の弱い方は泣かされたものだ。

一方小売業は値札の取り換えと言う作業が有る。
税率が変わるたびに、値札の取り換えをしないといけない物が多い。
既に価格が印刷されている本等はどうなるのか。
交通機関は料金の改正もあり、その変更にも多額の費用がかかるだろう。
結構今はバーコードで価格情報は入っていないので、昔よりは楽かも知れないが。
POP等で売り場に価格を表示し、商品そのものに今後価格表示は無くなって来るかも知れない。
総額表示後初めての税率改正で、実施までの準備期間は相当必要だと思われる。

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