昨晩のニュースで、アメリカの学生がイスラエルに対する抗議デモを行ったとありました。パレスチナとイスラエルの紛争は1948年のイスラエルの建国以来かと思いきや、もう2000年以上も民族間同士の対立が続いているそうです。

 

2000年以上も「恨み」の応酬で、血で血を洗う民族間の争いが止められないとは!

 

時代は変わるが、双方とも前を向いてこなかった2000年。無駄な命のやり取りがあったことは、非常に残念に思います。

 

うたかた人は 息消えて 帰らぬ

水の泡 とのみ 散りはてし 夕顔の花は

再び咲かめやと・・・         謡曲「夕顔」から

 

と願ったところで、失った命は蘇りません。
 
早くお互いの命を粗末にすることなく紛争がなくなって欲しいものです。

 

 

ビル・エヴァンス自身が作曲したSome Other Timeのイントロとして演奏されていたパートを一つの曲としてまとめたPeace Piece(邦題:平和のかけら)は、エヴァンスの美しさを代表する曲の様に思います。

エヴァンスがどの様な経緯でこの曲名を決めたのかは存じませんが、世界中に平和のかけらが散りばめられ、誰しも「泡沫人」(うたかた人)にならない様に紛争が止むことを切に願っています。