先ずは、Sil Austinのダニー・ボーイ。アルバムのキャッチコピーが「魅惑のムードテナー シル・オースチン」とあります。ロックンロール時代を代表するR&Bサックス奏者として知られるシル・オースティンが、1959年にMERCURYレーベルからリリース。

 

懐かしみのあるメロディ・フェイクが昭和感を盛り上げます。

 

 

 

では、ジャズ界からベン・ウェブスターのビロードの様な肌触りのダニー・ボーイをお聴きください。じっくりと原曲の良さを大切に装飾を抑えた演奏に癒されます。

King Of The Tenors 1954年リリース。煙草の香りがどこからか漂って来そうです。

 

 

 

同じく昭和の香りで、松本英彦氏のサックスをお聴きください。世界的に評価されたよく歌うサックスが心地よいです。溢れる情感を抑え、原曲の美しさを活かして吹き上げる力強いテナーです。いつの間にか昭和も遠くなりましたね。