Charlie Rouse(1924年4月6日– 1988年11月30日)ワシントンDC生まれのサックス、フルート奏者。楽器はクラリネットから始め、後にサックスに転向。

 

二十歳の時、ビリー・エクスタインオーケストラに参加し、翌1945年にディジー・ガレスピービッグバンド、1949年から1950年にデューク・エリントンオーケストラ、1950年にカウント・ベイシーオクテット、1953年にブルムース・ジャクソンと彼のバッファローベアキャッツ、1955年にオスカー・ペティフォードセクステット、彼が広くジャズ愛好家に知られるきっかけとなったのは、1959年から1970年までのセロニアス・モンクのカルテットに参加してからだと言われています。

 

スモーキーな音色と淀みのないバップスタイルのラウズですが、後年になってもそのスタイルは進化すれども、真っ直ぐであり、ブレてはいない様に感じます。

 

バッパーのスタイルを貫き通したラウズは晩年になっても楽しめるアルバムをリリースし続けます。

 

先ずは、キャリアの前半のラウズの1961年のリーダーアルバムをお聴きいただきましょう。

 

1:"You Don't Know What Love Is" (Don Raye, Gene de Paul) - 6:31
2:"Lil Rousin'" - 5:05
3:"Stella by Starlight" (Victor Young, Ned Washington) - 6:21
4:"Billy's Blues" - 8:46
5:"Rouse's Point" - 4:47
6:"(There Is) No Greater Love" (Isham Jones, Marty Symes) - 6:22

Charlie Rouse - tenor saxophone
Billy Gardner - piano
Peck Morrison - bass
Dave Bailey - drums

 

マリガンとの共演で知られるドラマーのDave Baileyは、この曲Stella by Starlightでは、カッチリと曲を引き締めています。自由に泳ぐラウズを引き立てる職人的な上手いドラムを聴かせてくれます。