
今夜は、ベン・ウェブスターのAt The Renaissanceを聴いています。このアルバムは、1ヶ月前に手にいれたもので、その時に一緒に購入したのが、John LetmanのThe Many Angles Of John Letman、Charlie ByrdのBlues Sonata、Teddy CharlesのSalute To Hampでした。
ウェブスター以外は、未聴のミュージシャンでしたので、好奇心のための「とりあえず買い」でしたが、ベツレヘムレーベルのCD税込み\1000シリーズだったと思います。
JAZZファンが減っていく中、このようなJAZZ黄金期の盤を格安で、復刻してくれるのはありがたいですね。ジャンルを問はず、音楽を聴くのが好きで、いろいろと聴いてきましたが、JAZZが一番邪魔にならないジャンルで、このようなメディアのデフレは大歓迎です。
このAt The Renaissanceのアルバムジャケットのデザインは、素晴らしい出来で、良く練られたイラストとタイポグラフィーで私は好きです。
さて、ウェブスターのこのアルバムは、実に懐かしい昭和の雰囲気で楽しめるアルバムです。ウェブスターのサックスは、粘り気があり、じわっと余韻をもたせる演奏ですので、一音一音が体に染み込んで来るのを感じます。
さらにこのアルバムのサイドマンが良いのでして、ベースのレッド・ミッチェルの几帳面なアルコ弾きには、思わず聴き惚れてしまいます。ピアノのジミー・ロウルズも、明るく上品な美しい響きをたっぷりと聴かせてくれます。また、選曲が良いのも嬉しいアルバムです。
1965年リリース。(録音は1960年)、コンテンポラリーレーベル。
トラッキングリスト
"Gone with the Wind" "Stardust" (Hoagy Carmichael, Mitchell Parish) - 10:59
"Caravan" (Juan Tizol) - 10:01
"Georgia on My Mind" (Hoagy Carmichael, Stuart Gorrell) - 6:37
"Ole Miss Blues" (W. C. Handy) - 6:42
"Mop Mop" (J. C. Heard, Teddy Wilson) - 8:06 Bonus track on CD release
"What Is This Thing Called Love" (Cole Porter) - 7:35 Bonus track on CD release
"Renaissance Blues" (Ben Webster, Frank Butler, Jim Hall, Jimmy Rowles, Red Mitchell) - 5:48 Bonus track on CD release
パーソネル
Ben Webster - tenor saxophone
Jim Hall - guitar
Jimmy Rowles - piano
Red Mitchell - bass
Frank Butler - drums
一番、聴かせる2曲目のスターダストが、動画に無いのが残念ですが、4曲ほどこのアルバムに収録された動画がございましたので、貼っておきましょう。