今晩は!お久しぶりの更新です。

あっという間に6月になっちゃって。きがつけば、半年が経過。今年の目標だった、就職・・・には至っていないものの、就労へ向けての活動は始められました。ハローワークへ通い、就職情報にアクセスし、日々確認したり、応募書類を準備したり、応募したり。

ただね、治療中っていう現実からは回避気味でした。
ふとした瞬間、やっぱり症状にしがみついてしまう。

今日はね、もう体がくったくた。で、カウンセリングの予定があったけど、行きませんでした。なんだか、話っていってもはなすこともあんまりないし。

先週末は、Nという摂食障害の自助グループが開催する、ワークショップに行ってました。

今回で参加は2回目です。場所は、埼玉県の武蔵嵐山にある、国立女性教育会館でした。
ここ、最近はNのワークショップの場所として毎回使用されているみたい。前回も一緒でした。
 ここは、学生時代、ゼミ合宿でも使用したことあります。すっごい思い出深い場所。私にとっては、だけどね。大学で、転部して初めて入ったゼミでの合宿だったし。当時は、まだ若かったし、山とかにものぼってた頃だったから、体力はあったな。

今回の参加は、母も一緒。ってか、貧乏で体力もない私が、電車と飛行機を乗り継ぎ、九州の田舎から、関東まで旅行すること、一人ではできなかったかも。この病気は、家族や身近な人との人間関係もからんでるの。それで、Nには、Yっていう、当事者の親の会もある。母には、そちらの方々と、交流できる唯一の機会でもあって。
前回の参加も、母がメインで私を引っ張ってきてくれたってのが実際のところ。私が行き詰まって、病気の重度になっちゃって先も見えなかったから。Nに入会したのは去年の11月です。それから、あっという間でした。
つくづく、母には感謝してもしきれないくらい、そしてすねかじりな迷惑娘です。

このワークショップは、3日間あります。当事者のミーティング、外部講師のワークショップや講演、先行く仲間(回復したメンバー)のメッセージなんかで構成されてます。
もちろん宿泊を伴います。そして、過食嘔吐なんかも禁止!

私は前回、そんなの知らなくって、現地について初めてルールとか知ったの。で、かなり緊張してた。だって、道中も過食嘔吐しながら(←器用でしょ)の移動。スーツケースに食べるもの、持ってたりしてた。恥ずかしいんですがね。大馬鹿でしょ。

でもね、不思議なんだけど、初めて出会った人たちとお部屋で寝泊まりする、食事をするんですが、みな症状があることが前提なんだよね。だから、話もあんまり気を遣わなくてよいし、質問したいこととか、ふつうなら聞けないようなこと、気兼ねなくできたりして。

お部屋の人たちと食堂でご飯食べる時も、緊張しまくりだったけど、会話しながら、普通に食べられたりして。そんな経験が、自信にもつながって。ワークショップの参加中は、過食も嘔吐もしなくて済むんです。その前日まで症状まっさかりだったとしても。


話は、今回に戻ります。
そう、今回は天気も良くて、私たち親子は、開催日2日目から参加しました。

お昼
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上は、電車内で。

その日の夜
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ここでは、外部からの持ち込み禁止です。ですので、食堂であるものを各自選んでます。

ワークショップ3日目の朝ごはん
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こんな感じです。

もちろん、肉魚のメインも、メニューはたくさんある。私は、いつもと一緒。

参加されている方々は、比較的回復している人です。もしくは、そこまで症状がひどくないのかな。私は重度だけど、結構みなさん普通に何でも召し上がってました。本当に、昨年秋に初めて参加した時は、すごく衝撃的でした。

普段の私は、ブログで当事者とつながってます。でも、そのつながりって、重症の方も多くて。私は、まだ比較的肉付きも良いほうかな、と思ってたけど、ここにきたら、やっぱり私は、まだまだ外見も病的なんだって、再認識。それだけ、みなさん外見は普通。きれいな方も多いです。

ワークショップ、今回も充実していました。外部講師の方々も、みなさん個性的だったり、お話が上手で、魅力的でした。気軽に話しかけてくれるし。

田舎にいて、同じ病気の人と会う機会もないまま、「本当に私、よくなるんだろうか。過食嘔吐、一生死ぬまで治らないんだろうか」
そんな感じの日々に、すごく勇気をくれます。

参加されているメンバーさんは、OLさんだったり、主婦をされていたり、お子さんがいたり、専門職でがんばっていらしたり、本当に多種多様。年齢も、症状も、原因も、環境も、性格も、みんな違います。はたから見たら、普通の女性。どこが病気なの!?って思ってしまう。

ある程度回復しているから、ワークショップにも参加できているのだろうけど、私には、みなさんが、まぶしく写ります。


そう、自分にとっての目標もできるんです。彼女たちのなかで、自分にとって「自分もあんな感じになりたいな」「あの人みたいに、自分もめざしたいな」とかって思える瞬間が、沢山ありました。

運営スタッフも、もちろん当事者。

みなさん、個性がそれぞれあった、でもそれが普通に受け入れらていて、誰ひとり浮いた存在にはならない。すごいよね。
人の前で、言いたいこと言っても、大丈夫なんだ、そんな経験もできます。

女性も男性も、過食だけの人、拒食だけの人、過食嘔吐ある人、症状が今はない人。一人暮らしの人、親と同居、結婚している人、子供さんのいる人。お孫さんのいる人、姉妹が摂食の方。いろんな人たちがいました。もしろん、母と同じく、子供さんが摂食の方も。

症状、あってもなくても、生きづらさは変わらない。でも、どんなタイプのつらさか、みたいのはそれぞれ。今の現状で、工夫をしながら、いかに現実と、世の中と折り合いをつけてゆくか。今回の参加で、そんなことを学びました。


今回、旅行に連れてきてくれた母に感謝です。

お母さん、ありがとう。